ゲーテの失敗 ― 2009年03月13日 21:55
昨日、デジタルハリウッド大学院の南雲治嘉先生に「色の新しい捉え方」についてご講義頂きました。
「色相環」にもとづく色彩理論は古く、色=光の周波数が人間の生理にどのように働き掛けるのか、この科学的根拠を踏まえて戦略的に色彩を使って行こうというお話はとても興味深かかったです。私が経験的に感じていたことや疑問に思っていたことへの回答があり、何度も頷きながら拝聴しました。
さて、タイトルの「ゲーテの失敗」とは、色相環のことです。自然の色は「赤から紫の帯」であるのに対して、「赤紫」を加えて環状に色を捉えたのはゲーテなんだそうです。初めて知りました。
それが何故失敗なのか、、それは人間の生理的反応が色によって異なり、特に赤と紫では正反対です。その両極を繋げたことが過ちであった、これにより混乱が生じてきたのだと。なるほど、と私は思い当たること多かったです。
南雲先生のお話は精力的で笑いがあふれていて「デザインは人に元気を与えて行かねばならない」とのお言葉を、ご自身で愉快に体現されていました。
南雲治嘉先生
http://school.dhw.co.jp/teacher/special/01/
「色相環」にもとづく色彩理論は古く、色=光の周波数が人間の生理にどのように働き掛けるのか、この科学的根拠を踏まえて戦略的に色彩を使って行こうというお話はとても興味深かかったです。私が経験的に感じていたことや疑問に思っていたことへの回答があり、何度も頷きながら拝聴しました。
さて、タイトルの「ゲーテの失敗」とは、色相環のことです。自然の色は「赤から紫の帯」であるのに対して、「赤紫」を加えて環状に色を捉えたのはゲーテなんだそうです。初めて知りました。
それが何故失敗なのか、、それは人間の生理的反応が色によって異なり、特に赤と紫では正反対です。その両極を繋げたことが過ちであった、これにより混乱が生じてきたのだと。なるほど、と私は思い当たること多かったです。
南雲先生のお話は精力的で笑いがあふれていて「デザインは人に元気を与えて行かねばならない」とのお言葉を、ご自身で愉快に体現されていました。
南雲治嘉先生
http://school.dhw.co.jp/teacher/special/01/
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