誰でも出来るから「デジタル」 ― 2009年04月21日 12:32
古いラジオの音色が良くて、ずっと使い続けています。
ビクターCSL-1M
レシーバーと呼ばれた、レコードプレイヤーとの一体型ステレオセットです。真空管の音色が心地よいだけでなく、ラジオの感度が素晴らしいのです。
最近のラジオでは電波が足りない所でも受信出来ますし、逆にノイズが激しくなるPCの近くでも影響を受けません。
それから、中音域が力強いからでしょうか、人の声がはっきりと聞こえる印象があります。
この話を、回路設計の専門家にお話しした所「アナログ回路」の違いですよ、と教えて頂きました。特に電波を扱う部分はデリケートで、専門性が高く、回路設計の差が性能に表れるそうです。
一方で今のデジタル機器はモジュールの組合せで製品が出来るので、ラジオのような比較的安価な製品はモジュールの性能で決まってしまう、とのことでした。
この時の余談で、PCが部品を揃えれば'自作'できてしまうことを例にあげ、「デジタルとは誰にでも出来る、ということですから」とおっしゃっていたのが印象深く残っています。
なるほど、今のデジタル機器市場の直面している状況を説明していると感じました。
ビクターCSL-1M
レシーバーと呼ばれた、レコードプレイヤーとの一体型ステレオセットです。真空管の音色が心地よいだけでなく、ラジオの感度が素晴らしいのです。
最近のラジオでは電波が足りない所でも受信出来ますし、逆にノイズが激しくなるPCの近くでも影響を受けません。
それから、中音域が力強いからでしょうか、人の声がはっきりと聞こえる印象があります。
この話を、回路設計の専門家にお話しした所「アナログ回路」の違いですよ、と教えて頂きました。特に電波を扱う部分はデリケートで、専門性が高く、回路設計の差が性能に表れるそうです。
一方で今のデジタル機器はモジュールの組合せで製品が出来るので、ラジオのような比較的安価な製品はモジュールの性能で決まってしまう、とのことでした。
この時の余談で、PCが部品を揃えれば'自作'できてしまうことを例にあげ、「デジタルとは誰にでも出来る、ということですから」とおっしゃっていたのが印象深く残っています。
なるほど、今のデジタル機器市場の直面している状況を説明していると感じました。
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