「普請中」2009年07月06日 21:38

クレーン 普請中
明治43年(1910年)6月に発表された森鴎外の短編で、代表作「舞姫」で書かれた踊り子との、日本での再会の話です。
再会の場所が建設中のホテルで、水を差す「普請中」の無粋に日本を重ねています。

森鴎外は多くの論争を残して、日本の近代化に欠かせない一人だったのは確かなようですね。
私は10代の頃、少し読みにくい雅文体の主観のしっかりとした筆運びが好きでした。理想を強く表に出す姿に憧れていたのかもしれません。

さて、100年前に森鴎外ら明治の烈士が夢見た日本には近づいたでしょうか。このあとの100年、、視野の端にいつも入れておかねばと思います。

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