新しい「道」 芝生の路地2009年10月20日 16:10

ガヤルドの奥にカレラ
先日首都高を走っていたら、偶然にも沢山の「スーパーカー」と並びました。(スーパーカーって今はなんというのでしょう?)
写真はランボルギーニ・ガヤルド、右奥にポルシェ・カレラが見えます。
この前にマセラティ・グランツーリスモ、その後にロータス・エスプリと並走しました。
みなさん、ゆったりとしたペースで走っていたので、それぞれの音を聴き、造形美を視界に納めながらのドライブでした。

私は「子供の頃はランボルギーニに憧れたなぁ」などと思いながら、これからの自動車について思いが巡りました。
暫くは「エコで速い車」がトレンドだそうですが、もうすこし長い目で見ますとエネルギーの代替以上の転換がありそうです。

例えば静かなマイクロカーやロボットのような移動手段が狭隘(きょうあい)道路や未舗装路、さらに段々坂や家庭の中まで入ってきそうです。
そうであれば自動車と生活の具体的な関わり方が変って行きますね。

私はその変化の中で「道」そのものが大きく変わることを考えています。
たとえば、狭い路地が狭いままで生活路として活用されて行くのなら、その道は自動車にあわせたアスファルトより、人にあわせたボードウォークや芝生のほうが断然いいと思いませんか。
もし路地が全て芝に吹き替えられたら沢山いいことがありそうです。突然の雨も地面に吸収して、夏のヒートアイランドにも効果を発揮するかもしれません。子供もお年よりも万が一転んでも怪我が少ないですし、火事になってあわてて飛び出しても裸足で逃げられますよね。

そんな路地のある街に住みたい!
そこを楽しく走る小さな車が欲しい!
・・と思いが巡っております。。

過去記事:小さい車
http://dmc.asablo.jp/blog/2009/02/24/4649146
dmc.
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
「デザインの言葉」 by Fumiaki Kono is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 3.0 非移植 License.