2009年12月03日 01:39

あるGUIデザインで、画面内に色が多くて散漫な印象だったものを、一つの方向性にまとめてシャープな印象になる方法を探っていました。
質感や基調色、空間など色々と試している中で、レイアウトの基準線、レイアウトラインに「赤」を用いた時、突然多色が一つの塊に見えてきました。これはとても新鮮な驚きであり発見です。青でも紫でもなく赤だけがそのような力を持っていました。
「赤」を使うって、そういうことだったのか!と一つ掴んだような気持になりました。

可視光の中で波長が最も長い「赤」は、もっともアグレッシブでありながら、最も基本的な色です。「明るい」と「赤い」は語源が同じと言う説もありますし、生まれて最初に目に映る色も赤だそうです。
GUIでは特別な色の部類に入る「赤」ですが、この色の力をもっと使いこなしたいと思っています。

過去記事:ゲーテの失敗
http://dmc.asablo.jp/blog/2009/03/13/

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://dmc.asablo.jp/blog/2009/12/03/4737943/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

dmc.
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
「デザインの言葉」 by Fumiaki Kono is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 3.0 非移植 License.