多様性2009年12月04日 23:15

「全員賛成は否決」

これは、ビジネス書籍で時に目にします。言い方は異なっても多くの著名な経済人が同様なことをおっしゃっているそうです。

・みんながいいと思うことを今さらやっても遅い

・議論の争点がずれている可能性がある

・別の力学が働いている可能性がある

などの理由ですが、どれもなるほどと思います。

この考え方の元はユダヤの知恵だそうですね。
検索してみますと神学的な解説が一般的ですが、古代の人々の「全員賛成は危険」という感覚の鋭さがなければ導き出せないことだったでしょう。

歴史の本によれば、ある文明が勝れば、文化もその文明に内包されるものに塗り変って行くそうですが、その流れの中で多様性をどのように開かせて行ったらいいのか、、。
市場がグローバルになるにつれて「正解指向」が強まっていることに、冒頭のような知恵が必要なのではないか、と感じている所です。

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