リアリティ2010年02月22日 23:37

今日、ある研究者の方とお話をさせていただく機会があり、論文に用いる図のお手伝いをさせて頂く事になりました。
曰く「分断された研究分野を繋ぐ全く新しい視座を表現するため」に必要な図とのこと。
通常は簡易的な模式図で表すところを、今回は分かりやすい俯瞰表現を用いる事になりました。

詳しく書けないのが残念なのですが、興味深いお話を沢山伺いました。
例えば、一つの事象に二つの重要な研究分野があってそれぞれ専門家が沢山いるのに、その相関についての研究がなされていないという状況について。
アカデミズムの事は詳しく分かりませんが、その二つにそれぞれ精通して共通する視座を明示して行く事は、とても意義あるとともに困難も多いことでしょう。でもそこにこそリアリティがあるという確信に強く心打たれました。

デザイン開発においても、一つの視座、一つの感覚に頼る事は危険ですよね。外観と触感、機能と操作性、装飾と必然性、、様々な角度からリアリティが透けて見えてくるものにしていきたいです。

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