未来派のような写真 ― 2010年02月16日 23:23
ネットでは日々新しい技術が試されていて興味がつきないですね。
(素材の動画はこちらの中ほどです)
「未来派」についての評価は様々のようですが、運動を静止した視覚表現に表す試みは、UIデザインにとって大変参考になっています。
上の写真をどのようにはお感じになるかは人それぞれだと思いますが、運動するものの形態を連続で描いて並べると、その運動の持つ印象の「躍動感」「軽やかさ」「素早さ」などよりも、一瞬の「形態」と「変化」が強く現れるようです。
「写真は一瞬を切り取るのではなく、一瞬を永遠にする」とはどなたの言葉でしたでしょうか、動くものを並べることでも時間を固定化させるのかもしれません。
UIにおいてはこれを逆手にとりまして、表現力のプアーな動画でも、変化を判りやすくするために「未来派的な表現」を用いて効果を出しています。
油彩のような空 ― 2010年02月17日 23:43
電子書籍 ― 2010年02月18日 23:32
キンドルが成功して、春にはiPadが登場します。
キンドルは50代に最も売れていると言いますから、一時のブームではないものを感じます。
日本での電子書籍が始まるのは色々と課題があるのでしょうけれど、いずれそうなるのは間違いないでしょう。
本が好きですので、出版業界の縮小は心傷めるニュースです。電子書籍は救世主というより破壊者として紹介されることも多いようです。音楽業界で起きた事が出版業界にも起きる、と言われていますね。
でも私は、電子書籍によって絶版したものや売れ筋以外の本も売られるようになるでしょうから、「読みたかった本が読める」ようになるのは、ユーザーにとっては素晴らしいことでしょう。この点だけでも私は電子書籍に期待しています。
それから、「所有したい」という気持ちは根本的なものですし、紙をめくったりインクの匂いを感じたりといった五感での経験は豊かなものですから「本」自体は残っていくでしょう。
ネットやCD販売で人気の作品が満を持して出版される、というのが一般的になって行くのかもしれません。
キンドルは50代に最も売れていると言いますから、一時のブームではないものを感じます。
日本での電子書籍が始まるのは色々と課題があるのでしょうけれど、いずれそうなるのは間違いないでしょう。
本が好きですので、出版業界の縮小は心傷めるニュースです。電子書籍は救世主というより破壊者として紹介されることも多いようです。音楽業界で起きた事が出版業界にも起きる、と言われていますね。
でも私は、電子書籍によって絶版したものや売れ筋以外の本も売られるようになるでしょうから、「読みたかった本が読める」ようになるのは、ユーザーにとっては素晴らしいことでしょう。この点だけでも私は電子書籍に期待しています。
それから、「所有したい」という気持ちは根本的なものですし、紙をめくったりインクの匂いを感じたりといった五感での経験は豊かなものですから「本」自体は残っていくでしょう。
ネットやCD販売で人気の作品が満を持して出版される、というのが一般的になって行くのかもしれません。
「花の音色」花とフルート ― 2010年02月19日 23:35
ケーキのようなアレンジはこちらの代名詞だそう。美味しそう!
10歳の子供の作品も。素晴らしいですね。
上の写真二つはプリザーブドフラワー、下は生花の大きな作品。
生花はかすかな香りが瑞々しいですね。
20日(土)は、テーマの「花の音色」にあわせて、フルートのミニコンサートをするそうです。楽しみ!
フラワーアレンジメント作品展「花の音色」
21日(日)15時まで。
20日(土)のコンサートは17時から。
リアリティ ― 2010年02月22日 23:37
今日、ある研究者の方とお話をさせていただく機会があり、論文に用いる図のお手伝いをさせて頂く事になりました。
曰く「分断された研究分野を繋ぐ全く新しい視座を表現するため」に必要な図とのこと。
通常は簡易的な模式図で表すところを、今回は分かりやすい俯瞰表現を用いる事になりました。
詳しく書けないのが残念なのですが、興味深いお話を沢山伺いました。
例えば、一つの事象に二つの重要な研究分野があってそれぞれ専門家が沢山いるのに、その相関についての研究がなされていないという状況について。
アカデミズムの事は詳しく分かりませんが、その二つにそれぞれ精通して共通する視座を明示して行く事は、とても意義あるとともに困難も多いことでしょう。でもそこにこそリアリティがあるという確信に強く心打たれました。
デザイン開発においても、一つの視座、一つの感覚に頼る事は危険ですよね。外観と触感、機能と操作性、装飾と必然性、、様々な角度からリアリティが透けて見えてくるものにしていきたいです。
曰く「分断された研究分野を繋ぐ全く新しい視座を表現するため」に必要な図とのこと。
通常は簡易的な模式図で表すところを、今回は分かりやすい俯瞰表現を用いる事になりました。
詳しく書けないのが残念なのですが、興味深いお話を沢山伺いました。
例えば、一つの事象に二つの重要な研究分野があってそれぞれ専門家が沢山いるのに、その相関についての研究がなされていないという状況について。
アカデミズムの事は詳しく分かりませんが、その二つにそれぞれ精通して共通する視座を明示して行く事は、とても意義あるとともに困難も多いことでしょう。でもそこにこそリアリティがあるという確信に強く心打たれました。
デザイン開発においても、一つの視座、一つの感覚に頼る事は危険ですよね。外観と触感、機能と操作性、装飾と必然性、、様々な角度からリアリティが透けて見えてくるものにしていきたいです。
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