「らしさ」は禁句の「横浜ランデヴープロジェクト」 ― 2010年03月10日 23:11
横浜市のIDECさんのご縁で「横浜ランデヴープロジェクト」のレセプションパーティーに参加させて頂きました。
ランデヴープロジェクトはアーティストやクリエイターの方々と企業との幸運な出会いを通して新しい商品を創っていくプロジェクトで、2000年から大阪、静岡と成果を挙げ、昨年から横浜を舞台に進めているそうです。
会場は「象の鼻テラス」です。開港150年を記念して作られた象の鼻パークの中にあります。
今日はその発表の場で、アーティスト、クリエイター、参加企業の方々が一堂に集いました。
「ピクニック」をテーマに様々な試みが提案されていました。ワークショップを通して商品化された紅茶をテイスティングしながら、芝生を模した展示スペースの上で寛ぐ事ができたりして、ピクニックを体感出来るようになっています。
アートの効いたピクニックシーンはすぐ実現しそうですね。商品化が楽しみです。
ところで、会場にいらしていたプロジェクトの企画をされたMさんから興味深いお話を伺いました。
以前「横浜らしさ」について即答出来なくて困ったことを書きましたが、Mさんにそのことを伺いましたら意外な言葉を頂きました。
「『横浜市らしさ』は禁句にしました。」
曰く、「横浜らしさとは」と考えると内向きな発想で閉じこもってしまう、結果的に「あれは横浜らしいね」となればいい、だから横浜らしさには興味がない、と。
・・なるほど!
自分らしさに逡巡する思春期のようなものだと思えば、確かにそうですね。やるべき課題に真っすぐに突き進むエネルギーこそが必要で、結果はあとからついて来るということは、かつて経験したことなはずですね。
ただ、横浜の実情にあったやり方はあるだろうともおっしゃっていて、私もそこにこそ悩みがあると思いました。
もっと色々お話を伺いたかったです。Mさん、ありがとうございました!
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