千曲川 ― 2010年04月01日 23:54
出張で長野県の上田に行きました。
新幹線を降りるとすぐそこに千曲川が流れています。
強い風が雲を裂いています。
単線の鉄橋が絵になりますね。
渡りたい、と思ったのは私だけではないですよね。
千曲川にかかる鉄橋の写真をIさんにお送りしたところ、素敵なお返事を頂きました。抜粋して紹介させて頂きます。
ーー鉄橋って、なにか郷愁をそそりますね。フィリップスのデザイン部門の壁に 「橋をデザインするのではなく、河をどう渡るかをデザインせよ」という標語が掲げられていたという話を聞いたことがあります。(中略)別々の場所を「繋ぐ」という機能を与え、別の世界へ「渡る」ことをアフォードするという意味で、「場」が持っているポテンシャルが特別なんだなと思ったりします。ーー
Iさんはまた、「場」を文脈で捉えて問題解決を志向するデザインのアプローチを教えて下さっています。
Iさん、ありがとうございました!
UFO? ― 2010年04月02日 23:59
市歌 ― 2010年04月05日 21:43
今日は満開の桜と春雨の中、娘の入学式がありました。
緊張しきった子、ちょっと不安そうな子、笑顔弾ける子などなど、それぞれの思いは様々でしょうけれど、総じて清々しい門出のひと時でした。
ところで、横浜生まれはみな、そらで市歌が唄えます。今日も父兄ともども斉唱しました。
知らなかったのですが、これは横浜の特徴なのだそうですね。
わが日の本は島国よ 朝日かがよう海に
連りそばだつ島々なれば あらゆる国より舟こそ通え
されば港の数多かれど この横浜にまさるあらめや
むかし思えば とま屋の煙 ちらりほらりと立てりしところ
今はもも舟もも千舟 泊るところぞ見よや
果なく栄えて行くらんみ代を 飾る宝も入りくる港
森鴎外作の詞をあらためて読み返しますと、開港を機に新しい時代を拓いていく誇りと自負が溢れていますね。
横浜市は郷土愛が強いのも特徴だそうですが、故郷に誇りを持つことは幸せな事だなぁ、、と感じた一日でした。
緊張しきった子、ちょっと不安そうな子、笑顔弾ける子などなど、それぞれの思いは様々でしょうけれど、総じて清々しい門出のひと時でした。
ところで、横浜生まれはみな、そらで市歌が唄えます。今日も父兄ともども斉唱しました。
知らなかったのですが、これは横浜の特徴なのだそうですね。
わが日の本は島国よ 朝日かがよう海に
連りそばだつ島々なれば あらゆる国より舟こそ通え
されば港の数多かれど この横浜にまさるあらめや
むかし思えば とま屋の煙 ちらりほらりと立てりしところ
今はもも舟もも千舟 泊るところぞ見よや
果なく栄えて行くらんみ代を 飾る宝も入りくる港
森鴎外作の詞をあらためて読み返しますと、開港を機に新しい時代を拓いていく誇りと自負が溢れていますね。
横浜市は郷土愛が強いのも特徴だそうですが、故郷に誇りを持つことは幸せな事だなぁ、、と感じた一日でした。
「新しさ」 ― 2010年04月06日 23:59
大学時代、最も憧れて大好きだった音丸馦(おとまるかおる)先生が退官の時、「創新」をテーマにお話をして下さいました。
「創新」は、中国からの留学生がデザインについて表した言葉で、音丸先生がその言葉をご自身の求めてきたものそのもの、といって黒板に大きく書かれたのです。
音丸先生は人間国宝音丸耕堂師のご子息で漆工芸家です。彫漆の茶道具を拝見した時はとても感動しました。
恐れ多いながら、大胆で繊細、伝統を重んじながら軽妙で洒脱、といった印象を強く感じていました。
とはいえ視野の狭かった私は、伝統工芸に新しさを求めるということの意味を暫くは分かりませんでした。
先生は実体験を通してわかりやすく「新しい素材と組み合せて見る」「新しい技術を試して見る」ということを教えて下さいました。
一見ごくあたりまえのお話ですが、長く伝統工芸を伝えて来たお家柄ならではの深い達観を、後々感じるようになりました。
私たちは絶えず変化して行きますが、その変化が新しいのではなく、ものが新しくなって行くことが「新しい」ということで、ものの新しさの中に私たちは「新しい価値観」を見いだす、ということなのでしょう。
変わるようで変わらない、変わらないようで変わる私たちのどこを見据えて行けばいいのかを示唆しているように思います。
私はもったいなくも、卒業制作の重要な部分を音丸先生に作って(!)頂きました。
頭でっかちの学生の悪戦苦闘を見かねて、そっと手を差し伸べて下さったのです。とても人望の篤い先生です。
「創新」は、中国からの留学生がデザインについて表した言葉で、音丸先生がその言葉をご自身の求めてきたものそのもの、といって黒板に大きく書かれたのです。
音丸先生は人間国宝音丸耕堂師のご子息で漆工芸家です。彫漆の茶道具を拝見した時はとても感動しました。
恐れ多いながら、大胆で繊細、伝統を重んじながら軽妙で洒脱、といった印象を強く感じていました。
とはいえ視野の狭かった私は、伝統工芸に新しさを求めるということの意味を暫くは分かりませんでした。
先生は実体験を通してわかりやすく「新しい素材と組み合せて見る」「新しい技術を試して見る」ということを教えて下さいました。
一見ごくあたりまえのお話ですが、長く伝統工芸を伝えて来たお家柄ならではの深い達観を、後々感じるようになりました。
私たちは絶えず変化して行きますが、その変化が新しいのではなく、ものが新しくなって行くことが「新しい」ということで、ものの新しさの中に私たちは「新しい価値観」を見いだす、ということなのでしょう。
変わるようで変わらない、変わらないようで変わる私たちのどこを見据えて行けばいいのかを示唆しているように思います。
私はもったいなくも、卒業制作の重要な部分を音丸先生に作って(!)頂きました。
頭でっかちの学生の悪戦苦闘を見かねて、そっと手を差し伸べて下さったのです。とても人望の篤い先生です。
「+d Design Collection」銀座伊東屋本店4/27-5/6 ― 2010年04月07日 23:59
拙作「ミチクサ」を製造販売頂いているアッシュコンセプトの名児耶社長から嬉しいお知らせがありました。
今度のゴールデンウィークに銀座伊東屋本店で開催される「+d Design Collection」に、ミチクサも展示して下さるというのです!
DMを飾るのは大人気のCupmen。
一世を風靡したアニマルラバーバンドの新作やタテオタマから、定番のバナナドアストッパー、スプラッシュミニなどなど、「あ、これしってる」と皆さんがきっとお思いになるモノが沢山あると思います。
それらが一堂に会して、しかも銀座伊東屋本店でゴールデンウィークに!
みなさま、ぜひ足を運んでご覧になって下さいませ。
さて、ミチクサってどんなんだったかな?と思われた方に、念のため写真を添えさせて頂きます(笑)
名児耶さん、ありがとうございました!
+d Design Collection
銀座伊東屋本店
4月27日から5月6日まで
月−土 10:30〜20:00
日・祝 10:30〜19:00
「プリザーブドフラワー展」ファンケルスクエア ― 2010年04月08日 23:59
オーダーの愉しみ ― 2010年04月09日 22:00
革製品のオーダーの老舗オーソドキシーのウェブサイトがリニューアルオープンしました。私たちもデザインのお手伝いをさせて頂きましたので、みなさまぜひご覧になって下さい!
ブランドサイト トップページ
主宰でもあるトップデザイナーの今野さんは、「オーダーの愉しみをぜひみなさまに」との思いで、一品一品全てのオーダーに手間と知恵を惜しまずデザインして下さいます。
私も今野さんのファンの一人で、特別に作って頂いたリーガルパッドはシンプルかつ機能的で手放せなくなっています。素材の革は8年使っても劣化はなく、味わいが少しづつ増していて、まだまだ使い込んで行けそうです。
自分のためにデザインされ、自分のために職人が手作りする、、そういう時間がなんとも贅沢ですよね。今野さんがおっしゃる「オーダーの愉しみ」とは、オーダーを通して経験する様々な時間の全てなのでしょう。
また、30年近くオーダーを受けてこられた経験から、愛され続ける品の「粋」を集めてデザインされた「プレタポルテ」も充実しています。オーダーが難しいと感じたら、プレタポルテから手にして見てはいかがでしょうか?
今野さん、サイトリニューアル&ウェブショップオープン、おめでとうございます!
dmc.は10年目を迎えました。 ― 2010年04月12日 22:12
春霞 ― 2010年04月13日 12:51
「Windows Phone 7」 ― 2010年04月14日 22:22
Windows Phone 7 のUIです。
何かとiPhoneやAndroidと比較されてしまうのでしょうけれど、、私は期待しています。
http://www.windowsphone7series.com/
何かとiPhoneやAndroidと比較されてしまうのでしょうけれど、、私は期待しています。
http://www.windowsphone7series.com/
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