「好きに理由はない」2010年06月08日 20:12

「熱狂」の作るものって凄い!

iPadの米国発売から続くファン達の興奮は、「熱狂」と呼んでもいいような、一体感と熱気と、何よりも好意が渦巻いていますね。
昨日のiPhone 4の発表も、アフターバーナーの様に加熱しているようです。

もちろん冷ややかな(冷静な?)論評もありますし、全ての人々の賞賛を得ているものではないでしょうけれど、iPadの満足度(91%)は驚異的と言わざるを得ません。

話は少し飛びますが、、

 「好きに理由はない」

という言葉があるそうです。

「好きだと感じる瞬間に、その理由は考えられない」ことを示しているのだそうです。「好き」が「なぜ」より早いのは経験上、納得ができますね。 この「好きだと感じる瞬間に理由は考えられない」というこころの作用は、学問の世界では「情動と理性」という概念で説明されているようです。情動は「危険」「食料」「繁殖」という生命維持にとって大切な生命反応で、理性はそれに意味を与えるものであると。「好き嫌い」は情動が引き起こされた結果なのです。 難しい話は抜きにしても、この作用は私たちにとってとても大切な事です。デザインは、商品の魅力を「説明(=理性)」するだけではなく「情動(=好き嫌い)」に直接訴える手段となるからです。 「情動に直接訴える」デザインは、商品のパフォーマンス(機能、性能、品質、使いやすさ)を商品の魅力として、ユーザに最初に直接的に伝えることなのです。

そして情動に深く響けば、理性を越えた熱狂が生まれる。。
これこそデザインの醍醐味ですね!

(一部弊社のホームページに載せている拙文を引用加筆いたしました。)
dmc.
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