「好きに理由はない」2010年06月08日 20:12

「熱狂」の作るものって凄い!

iPadの米国発売から続くファン達の興奮は、「熱狂」と呼んでもいいような、一体感と熱気と、何よりも好意が渦巻いていますね。
昨日のiPhone 4の発表も、アフターバーナーの様に加熱しているようです。

もちろん冷ややかな(冷静な?)論評もありますし、全ての人々の賞賛を得ているものではないでしょうけれど、iPadの満足度(91%)は驚異的と言わざるを得ません。

話は少し飛びますが、、

 「好きに理由はない」

という言葉があるそうです。

「好きだと感じる瞬間に、その理由は考えられない」ことを示しているのだそうです。「好き」が「なぜ」より早いのは経験上、納得ができますね。 この「好きだと感じる瞬間に理由は考えられない」というこころの作用は、学問の世界では「情動と理性」という概念で説明されているようです。情動は「危険」「食料」「繁殖」という生命維持にとって大切な生命反応で、理性はそれに意味を与えるものであると。「好き嫌い」は情動が引き起こされた結果なのです。 難しい話は抜きにしても、この作用は私たちにとってとても大切な事です。デザインは、商品の魅力を「説明(=理性)」するだけではなく「情動(=好き嫌い)」に直接訴える手段となるからです。 「情動に直接訴える」デザインは、商品のパフォーマンス(機能、性能、品質、使いやすさ)を商品の魅力として、ユーザに最初に直接的に伝えることなのです。

そして情動に深く響けば、理性を越えた熱狂が生まれる。。
これこそデザインの醍醐味ですね!

(一部弊社のホームページに載せている拙文を引用加筆いたしました。)

NOKIA X6 購入しました! (6/14追記)2010年06月09日 23:57

iPhone4が発表されてまもない今日、「NOKIA X6」という、タッチインターフェイスのスマートフォンを購入しました。

NOKIA X6 16GB PINK

スペックは全然負けていません。むしろフラッシュが見られたりマルチタスクを早々に実装するなど自由度は上回っているようにも見えます。
しかし、ユーザーが感じる価値、感動はiPhoneほど伝わっては来ていません。

X6のタッチインターフェイスがどうなっているのか、ovi(AppleでのAppStoreに該当)のサービスがどの様な体験をもたらすのか。。
レガシーな機器でiPhoneに対抗して行くヒントがあればと思っています。

レビューは近日中に公開いたします!


-6/14追記-

残念ながら初期不良につき修理することになりました。
不良の内容は、、
・突然電源が落ちる。
・日本語入力後に文字が変化する。
(日本語表示入力に+J for 60を使用していますが、日本語の記述までは出来て、それをアプリ(ブラウザ等)に受け渡す祭に異常がでます。)
・全体にパフォーマンスが低い
・電池の消耗が早い。

一度返品扱いにして本国にて修理対応、動作確認の後再購入と言う形になりました。修理の予定が立たないための販売店さまの配慮ですね、有難いです。
もし無事に戻りましたらレビューします。

安いもの、速いもの、こだわりのもの2010年06月10日 23:59

昨日、お客様の新製品発表会にお邪魔してきました。

そこで、必然的に今後の市場についてのお話になりました。
やはり、「安いもの」「速いもの」「こだわりのもの」の3方向の流れがある事を再認識しました。

安いものとは、価格勝負で販売量の大きい市場です。
速いものとは、ファッションや流行色を意識して、定期的にモデルチェンジする市場です。
こだわりのものとは、利益を度外視した徹底的に作り込んだもので長期間販売して行く市場です。

どの製品も、3つの方向性で商品を展開して行く可能性があるのですが、メーカーとしてブランドを管理するのが難しい状況になっているとの事。

「安いもの」をOEMでブランドは出さずに生産量(販売量)を確保して、「速いもの」で利益を出し、「こだわりのもの」でブランド力を上げる。。
これは一つの形かもしれません。

また単なる上質を越えた「こだわりのもの」をもたないブランドは、「速いもの」が「安くて速いもの」になってしまう危険性をはらんでいるようです。
しかし「こだわりのもの」を持たないブランドは案外多いかもしれません。
(伺ったメーカーはここを頑張っておられました)

話は飛びますが、「こだわりのもの」という言葉の響き、私には少しネガティブな印象もあります。
頑固さが時として必要だったとしても、頑迷で新しさや変化に目をつぶる態度に陥ってしまう危険性を感じるからかもしれません。

これは何にこだわるか、ということなのでしょう。その意味でも安いもの、速いものでしっかりと市場が必要なのかもしれません。そこに開かれていれば、耳目は常に開かれているはずですからね。

(主に販売会社様向けの内覧会ですので具体名及び写真等は控えました。)

そして「日本のもの」 日本市場は憧れられている!2010年06月11日 09:52

昨日の新製品発表会でのお話の続きです。

「こだわりのもの」がブランドを引っぱって行く、というのは判りやすい話なのですが、では何にこだわるか、となると実際には難しい課題との事でした。なるほど。。

そこでご提案!

「日本市場ローカルに徹底したもの」

これはあくまで私の仮説ですが、実体験に基づいています。
例えば、デザインに関わらせて頂いた「携帯電話」「炊飯器」ともに、中国と欧州では特に、現地向けにリデザインされたものより、日本市場オリジナルのものの方が圧倒的に評判がいいのです。

普及は果たせなかった「iモード」はあるドイツのユーザーに絶賛されましたし、EUの大使からも直接お褒めの言葉を頂きました。中国でも入荷即完売の人気機種も多数ありました。

日本の炊飯器は中国では「日本米」とセットで、最も美味しい食べ物の一つで、上海での展示会では「今ここで売ってくれ」と何度も言われました。

これは「日本製品に対する信頼」とともに「日本市場に対する憧れ」を抱いていると感じるのです。
日本市場、つまり日本のユーザーは世界から憧れの目で観られているのです。実感出来ますでしょうか?
昔、日本がアメリカやヨーロッパに憧れたように、日本は憧れの対象なのです。

これから円安になり海外からの観光客がもっとやって来るようになると言われていますね。魅力的な文化が狭い地域に沢山集まって世界一のサービスが受けられる国ですもの、それは必然と思います。

その時「昔の日本て素晴らしかったね」と言われるのか、「やっぱり日本て素晴らしいね」と言われるのか。
後者で行くには、日本市場にこだわったローカルメーカー、ローカルブランドが元気でいる事が大切だと考えています。

先日、久米繊維の久米社長から伺った衝撃的な言葉を紹介します。

「今何を買うかが未来を決める」

至言です。

「放水始め!」防災訓練に参加してきました。2010年06月14日 08:22

週末に地元の防災訓練に参加してきました。
町内会主宰で、消防署、地元消防団の方々の指導で初期消火の基礎を教わります。

はじめに消火器。
消火器
この写真だとちょっとわかりにくいですが、カットモデルで中の仕組みを説明して頂きました。
炭酸ボンベで中の粉末を噴射する仕組み。一般的なサイズで15秒くらいの噴射だそうです。(訓練は水消火器で行いました。)

一番大切な事は「家事だ!!」と大声で叫ぶ事。次に消火。無理そうならすぐ逃げること。安全第一です。

次に消火栓からの放水です。
消火栓は専用の道具で開蓋します。

これは試しに水を出したところ。
消火栓

ホースを繋いで、
ホース

放水始め!「放水始め!」の合図は声とともに右手を上に挙げます。声が届かなくても伝わります。
放水
震災がもし平日の昼間に何かあったら、、ということで女性の活躍は大切です。

私も挑戦!
放水
へっぴりごし。

恥ずかしながら初めての体験で参加して良かったです。
といいますのは、道具が一つ一つちょっとした「コツ」が必要なのです。
例えば消火器は重たいので置いたまま使うとか、消火栓の開栓は右回り(家庭用とは逆)とか、、。

・・と、やはりデザインすべきことが沢山ある、と感じます。しかも極めて重要な局面で。
サインだけでもデザインを取り入れたら、より安心と確実さを増すでしょう。

帰り道、きれいな薔薇が咲いていました。
薔薇


dmc.
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