過剰な「忌避」を忌まわしむ ― 2010年07月21日 23:59
「鯉を殺してしまった」
唐突なのですが、昨日の記事から連想して「心に引っかかること」として思い出しました。
これは、新潟中越地震の際、鯉の産地として世界的に知られた山古志村の生産者の方が口にした言葉です。
避難の後、生き残った鯉を新しい池にヘリを使って移動させていました。大掛かりな引越は、ニュース映像でご覧になった方もおられるかも知れません。
この時、鯉を育て続けてきた人は「死なせてしまった」とも「見殺しにしてしまった」とも言わず「殺してしまった」と言ったのです。
言葉ですから、その地方独特のものもあるでしょうし、文脈を履き違えている可能性もありますが、私にはとても強い職業意識と全てを引受けた人の気持ちよさがあったのです。
この気持ちよさ、大切にしたいと思っています。
唐突なのですが、昨日の記事から連想して「心に引っかかること」として思い出しました。
これは、新潟中越地震の際、鯉の産地として世界的に知られた山古志村の生産者の方が口にした言葉です。
避難の後、生き残った鯉を新しい池にヘリを使って移動させていました。大掛かりな引越は、ニュース映像でご覧になった方もおられるかも知れません。
この時、鯉を育て続けてきた人は「死なせてしまった」とも「見殺しにしてしまった」とも言わず「殺してしまった」と言ったのです。
言葉ですから、その地方独特のものもあるでしょうし、文脈を履き違えている可能性もありますが、私にはとても強い職業意識と全てを引受けた人の気持ちよさがあったのです。
この気持ちよさ、大切にしたいと思っています。
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