古い方の桜木町 ― 2010年09月08日 21:06
みなとみらい地区の玄関口、桜木町は線路を挟んで西が旧市街、東が新市街とくっきりわかれています。
初代横浜駅だった桜木町駅は、明治まで文字通り横浜の陸路の玄関口でした。
大正以降、日本の工業発展に伴い桜木町周辺は港湾労働従事者で賑わう街となりました。現在みなとみらいエリアとなっている地域はドッグと倉庫と工場がひしめいていたのは、私の記憶にも残っています。
港湾で働く人たちが仕事を終えたあとに繰り出したのが、野毛から日ノ出町あたりです。この地域は今でも個性的なお店に人気が集まるところですね。私も大好きなお店が沢山あります。
その古い方の桜木町の入口にある「桜木町ゴールデンセンター(現ぴおシティ)」は1968年(昭和43年)竣工。
外装のモチーフが雰囲気ですね。私は子供の頃、この六角形のモチーフとが角が大きく取れた形からなんとなく「宇宙亀」をイメージしていました。ここに大きな釣具屋さんがあってよく通いました。
正面玄関エントランスの照明。「ゴールデン」にふさわしい意匠です!
旧市街としての味が増して行くような残り方をして欲しいと思っています。
素敵なプレゼン! ― 2010年09月09日 23:59
Twitterでフォローさせて頂いている
さとなお
さんのブログで紹介されていた「梅佳代のNHK『視点・論点』」が素晴らしかったので紹介させて頂きます。
不覚にも涙が出てしまいました。
飾らずに居る事の素晴らしさ!
・・そして、その難しさを思っています。
不覚にも涙が出てしまいました。
飾らずに居る事の素晴らしさ!
・・そして、その難しさを思っています。
数値を知る ― 2010年09月10日 23:58
今年は文字通り記録的な猛暑でした。
連日「38℃」などと報道されて、すっかり気温の感覚が麻痺しました。
ある時は「今日は33℃かぁ、少し涼しいね」と口に出した自分がおかしかったです。
気温と消費は密接な関係にあるそうですので、この数値に敏感な方も多いでしょうね。そういえばお菓子を作られる方も一度の差をとても気にするとおっしゃってました。
最近は余り聞かなくなった「不快指数」は、気温と湿度の関係でしたでしょうか?
湿度、気圧、風速、光の明るさ、色、音圧、音色等々、気温以外にも私たちの感覚を左右するものが沢山ありますね。
しかし気温以外はほとんどの数値を肌感覚で知ってはいません。
音圧○○dBだから静かだね、なんて会話はプロフェッショナル同士のものですね。
しかし、身近な植物の名前を覚える事で世界が違って見えてくるように、私たちを取り巻く物理的要因の数値を知ると、もしかしたら全然違う世界が見えるかもしれません。
これはちょっと楽しそうです。早速明日から計測開始してみましょう!
連日「38℃」などと報道されて、すっかり気温の感覚が麻痺しました。
ある時は「今日は33℃かぁ、少し涼しいね」と口に出した自分がおかしかったです。
気温と消費は密接な関係にあるそうですので、この数値に敏感な方も多いでしょうね。そういえばお菓子を作られる方も一度の差をとても気にするとおっしゃってました。
最近は余り聞かなくなった「不快指数」は、気温と湿度の関係でしたでしょうか?
湿度、気圧、風速、光の明るさ、色、音圧、音色等々、気温以外にも私たちの感覚を左右するものが沢山ありますね。
しかし気温以外はほとんどの数値を肌感覚で知ってはいません。
音圧○○dBだから静かだね、なんて会話はプロフェッショナル同士のものですね。
しかし、身近な植物の名前を覚える事で世界が違って見えてくるように、私たちを取り巻く物理的要因の数値を知ると、もしかしたら全然違う世界が見えるかもしれません。
これはちょっと楽しそうです。早速明日から計測開始してみましょう!
朝焼け ― 2010年09月13日 12:25
造形の美を担う ― 2010年09月14日 23:18
デザインの工程においてモデラーという専門家がいらっしゃって、デザイナーの描いたラインを立体化して下さいます。
私は修業時代、モデラーも経験させて頂きましたが、そこでとても大切な発見をしました。それは優れたモデラーの立体化したものは美しい、ということです。
モデラーさんは、デザイナーのイメージした形を忠実に立体化するのが仕事なのですが、時にデザイナーが思い描いた以上に美しい形を紡ぎ出します。
それは、デザイナーの意図した形を勝手に変更しているのではありません。直線と曲線の曲がる瞬間、面と面の繋がる変化という様なごく僅かなゆらぎを、統一された造形美として定着させて下さるのです。
私はこのモデラーの才を、曲に対する演奏家と同じだと感じています。
今、試作はかなりの部分が自動化されて来ていますが、デザイナーが立体を描いて終わり、というのはやはり画龍点晴を欠く思いがします。
音楽も作曲家がデータ化したものをそのまま自動演奏するのと、優れた演奏家が演奏するのでは大きな差が出るように、優れたモデラーによって立体化される事の価値は大きいでしょう。
私は修業時代、モデラーも経験させて頂きましたが、そこでとても大切な発見をしました。それは優れたモデラーの立体化したものは美しい、ということです。
モデラーさんは、デザイナーのイメージした形を忠実に立体化するのが仕事なのですが、時にデザイナーが思い描いた以上に美しい形を紡ぎ出します。
それは、デザイナーの意図した形を勝手に変更しているのではありません。直線と曲線の曲がる瞬間、面と面の繋がる変化という様なごく僅かなゆらぎを、統一された造形美として定着させて下さるのです。
私はこのモデラーの才を、曲に対する演奏家と同じだと感じています。
今、試作はかなりの部分が自動化されて来ていますが、デザイナーが立体を描いて終わり、というのはやはり画龍点晴を欠く思いがします。
音楽も作曲家がデータ化したものをそのまま自動演奏するのと、優れた演奏家が演奏するのでは大きな差が出るように、優れたモデラーによって立体化される事の価値は大きいでしょう。
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