沢山のご来場ありがとうございます! TDW20102010年11月01日 23:59

台風休止あけの昨日は本当に沢山の方が来て下さって、大勢の方が手に取って下さったと伺いました。
また、本日も平日にも関わらず多数の方が会場に足を運んで下さり、声をかけて下さいました。この場をお借りしまして心より御礼申し上げます。ありがとうございました!

TDW2010 
雲間から青空。日中は清々しい空気で、夜は星が綺麗でした。

TDW2010 ブース
ブースは入口入ってすぐのT-N-36です。

TDW2010 
ぜひ手に取ってご覧下さい!

TDW2010 
大盛況ありがとうございます!

22時まで開場していますので、お仕事帰りの方も沢山来て頂きました。
夜は冷えますので暖かくしてご来場下さいませ。

デザインを求めて 元気な隣人2010年11月02日 22:58

渋谷、表参道、青山、六本木、今日は東京の各地で行われているデザインイベントを拝見して回りました。

今日本中で見聞される事ですが、中国、台湾、インドの方と見受けられる方が沢山いらしていました。
恐らく学生と思われる若い方がとても多かったですね。彼らが何を感じているのか、とても興味深いです。

話は遡りますが、25年程前に中国からの留学生たちと交流しました。その中には越え難い溝を感じた事もありますし、正直その差を埋めるためには「時間」がかかると感じていました。その時間とは母国の社会事情の差そのものだったと記憶しています。

しかし時は変わりました。例えば、世界的には下水の普及より携帯電話の普及の方が進んでいるそうですが、社会の発展は手順を追って行くのでなく、時にスキップしたり同時並行に進んだりするようになっています。
デザインも社会の発展や成熟に関わらず飲み込んで行く吸引力がとても大きくなっている、、それを感じています。

そんな時代にデザインがなすべきこと。。
同時代の広い視野で、個別の些細な問題解決を積み重ねて行く丁寧さとスピード感について思う一日でした。

「キッチンカッター」へ2010年11月04日 23:59

昨日、無事に東京デザイナーズウィークの展示が終了いたしました。
おかげ様で、大勢の方にご覧頂き沢山のご意見を頂戴いたしました。
この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました!

頂いたご意見は下記の通りです。100人前後の方からお話し頂いた中から、私が列挙整理したものです。重みづけや分析判断はこれからの課題です。

好意的なご意見
・かわいい
・便利そう
・欲しい
・買いたい

批判的なご意見
・刃がちょっとこわい
・本当にユニバーサル?
・子供用にしては大きい

その他感想
・意外と軽い ※
・刃だけでもいいのでは?

ご要望
・キャップが欲しい
・色が欲しい
・スタンドが欲しい
・デコ、カスタマイズ出来るといい

興味を示された方は女性が多く、「買いたい」と言って下さった方は全て女性でした。
また男性も手に取って下さる方はいらっしゃいましたが、ご意見を伺えたのは少数(10%程)でした。

※展示物が本体部分を金属調に塗装したものだったので誤解されていたかもしれません。

また、今回の展示で小さいお子様に手に取ってもらった時に、これまでのレビュー以上に「刃」の存在が伝わらず、ひやっとする事がありました。
ここまでのデザインの経緯で「鳥」は「刃」の存在の表現としてその形態に必然性を感じていたのですが、状況によっては機能しない事もありそうです。
展示会場という特殊性もありますが、パッケージ等の販売上の工夫だけでなく、もう少し検討の余地があると感じました。

過去記事
キッチンに笑顔!「キッチンカッター」TDW2010
http://dmc.asablo.jp/blog/2010/10/25/
キッチンカッターの重さ
http://dmc.asablo.jp/blog/2010/10/26/

元町で旧車2010年11月05日 23:59

今日、横浜の元町に沢山のクラシックカーが集まっていました。

旧車 元町

旧車 元町

旧車 元町

旧車 元町

旧車 元町

旧車 元町

旧車 元町

コールされるドライバーには聞き覚えの有る著名人が沢山。みなさん、好きなんですね〜。「ラリーニッポン2010」で4日間かけて京都に向かう途中だそうです。
気持ちいい天気の中で楽しげな車たち。どれも思いのほか小ぶりなのが返って印象的でした。

夕陽の見える丘2010年11月08日 23:59

夕陽
先日Yさんに伺ったお話です。
ヨーロッパの東の方、厳しい内線の最中にも夕陽を眺めに人々が集まったという街を見下ろす丘があって、そこからの夕景はとても美しかったそうです。
厳しい現実を美しく染める夕陽を、どの様な一日を過ごした方々が、何を祈って見つめていたのでしょうね。
見た事のないその夕景が強く印象に残っています。。

写真は昨日の野毛山から見えた富士山です。ここにも夕陽を眺めに人が集まっていました。

沈黙の響き ジョー奥田さんのDVD「美しき神宮の森」2010年11月09日 18:16

ジョー奥田「美しき神宮の森」
ネイチャーサウンドアーティストのジョー奥田さんが制作された 明治神宮鎮座90年記念作品「美しき神宮の森」が到着しました!
写真はそのパッケージ。サイン入りです。(喜)

こちらはユーチューブにアップされたダイジェスト版です。どうぞご覧ください。



東京の真中にあるとは思えない、うららかな森の優しさと時として凛と冴える空気が伝わる事と思います。
DVDには、静かな夜明け、雨の音、月夜、虫の音などなど、四季おりおりの表情が美しい音楽として、多数の写真と動画とともに納められています。
大画面で鑑賞しても、BGMにそっと流しても、静謐な空気が心地よいですね!

話は飛びますが、日本では人が「はやした」ものを林、自然に「もりあがった」ものを森と言い分けてきたそうですね。
自然のスケールからすればごく短時間であろう90年あまりで作られたこの森も、最初はやはり「林」だったのでしょう。それが、いつしか自然の自立した「森」となったのは、自然に寄添った先人の知恵があったのでしょうね。

さて、DVDを鑑賞しますと、数ヶ所に印象的な「沈黙」があります。ジョーさんは「サウンド・オブ・サイレンス(静寂の音)」について語っておられますが、このDVDに納められているのは、静寂というよりも、もっと激しい「沈黙」を私は感じました。
この沈黙には自然の圧倒的な力を感じざるを得ません。映像との組合せだからこそ、無音の時間帯を作る事ができたことと思いますが、その無音部分の映像は、その力がなんとも涼しげに控目にそっと写されているのです。
そして、ヘッドフォンをしてその世界に身を置くように鑑賞するとよく判るのですが、耳元をかすめる虫の羽音や静寂を破る烏の声など自然の中に入った時の本当の感覚、深夜の森の恐怖といったものも、かすかではありますがはっきりと感じとる事が出来ます。この畏怖すべきものこそが、林を森にかえた力なのかもしれません。

これはあくまで私の想像ですが、「沈黙」には自然への畏敬の念が静かな響きとして納められているのでは、、そう思いました。

私の邪推はともかく、自然音の静かで激しくて美しい音楽に浸ってみて下さい、お薦めです!

「ジモT」2010年11月10日 23:59

最近「町内のTシャツをデザインする」お話があり、この地域を象徴するモチーフを探しながら改めて地元の歴史を振返っています。

私の地元横浜は150年の歴史しかないのですが、それゆえにどの様に発展してきたかを小学校の頃から教わり、市歌を唄い、愛着を育まれます。
とはいえ、その歴史の舞台は中心地なので、本当の地元の歴史は知りませんでしたが、今回のデザインで再発見がいくつかありました。

特に「地勢」というのでしょうか、土地の位置や形状、地質はその地域の性格づけに大きな影響があるのですね。
我が町内は強固な岩盤がすり鉢状に削られて、湧水が小川になって海に発する水源地でした。数十年前まではサワガニも居たそうで、今も残る井戸が防災に活用されています。
そのすり鉢には海風が当り、いつも霞が出ていたそうで、地名にも残っています。
海に近く水があるので開港してすぐに人が住み始め、空襲で焼けてもすぐにバラックが建ち並び、今に続いています。

さて、地域を象徴するモチーフはいくつかありました。「水」「サワガニ」の他に、開港時はランドマークになっていたと言う「松」、地域の中心にある「銀杏」などなど。
この中から厳選してTシャツにして行く予定です。

記念日2010年11月11日 23:59

今日は11月11日、CMでは「ポッキー&プリッツの日」が謳われておりましたが、それ以外でも沢山の記念日だったそうです。

 第一次世界大戦停戦記念日
 介護の日
 おそろいの日
 もやしの日
 かりんとうの日
 チーズの日
 鮭の日
 電池の日
 配線器具の日
 宝石の日
 麺の日
 ピーナッツの日
 サッカーの日
 くつしたの日
 おりがみの日
 下駄の日
 煙突の日
 箸の日
 おそろいの日
 ・
 ・

いっそ「記念日の日」にしたらと思うくらい沢山ありますね。
実際の記念日より「1111」を見立てたものが多いようです。
(ちなみに調べたらありました「記念日の日」。7月6日だそうです。)

ところで、この「記念日」ですが、その文字の通りそれを思い起こすための日ですね。
認知療法は自分の過去を思い出すことで活き活きとした実感を取り戻し認知症が軽減させるそうですが、特定商品は販売促進のためだとしても、個人的なことも含めて過去の歴史や故人を偲ぶことはとても大切なことなのでしょうね。
せっかくなので今年一年をふり返って見よう、、そう思っています。

帝蚕倉庫の赤煉瓦2010年11月12日 23:59

帝蚕倉庫 赤煉瓦配布
先月末、旧帝蚕倉庫に貼られていた赤煉瓦の配布会に参加してきました。
帝蚕倉庫は日本の主力輸出品だった絹製品の品質を保証するために国が民間会社として設立したものです。横浜の港としての象徴の一つです。
長く使用に耐えてきましたが、物流事情の変化に伴い役割を終え、一部を残して解体されました。
配布は有料ですが倍率5倍の抽選だったそうです。関心の大きさが伺われますね。

設計は遠藤於菟さん。日本の鉄筋コンクリート建築の最初期を担った方です。
配布された煉瓦は、解体された倉庫の鉄筋コンクリートの柱の周囲に積まれるように貼られたものです。煉瓦調のタイルではなく、実際の煉瓦が積まれていました。
当時最先端の鉄筋コンクリートを取入れる進取と、それまでの様式を踏まえた心配りのあるデザインが感じられます。

残った一棟は再開発されるとのこと。現役時代の日本の発展の一端を担ったという誇りが感じられる場所になって欲しいですね。

大山千枚田2010年11月15日 23:59

先週末、千葉県の鴨川で泊込みでミーティングに参加してきました。その成果はいずれ発表させて頂ければと思っておりますが、その帰り道に棚田が美しい「大山千枚田」に寄ってきました。

大山千枚田
稲は刈ったあとの保全に植えられているのはなんでしょう、、麦でしょうか?
薄曇りの空に、野焼きの煙がベールをかけています。

大山千枚田
もうすぐ冬なのにあぜ道には小さな花がちらほら。

大山千枚田
「東京から一番近い棚田の里」はその名の通り、とても交通の便の良い所です。アクアラインを抜けてそのまま真直ぐの街道沿いに入口があります。一つトンネルをくぐると空気が変わり棚田が現れます。
次回は真夏の青々とした穂が風に揺れるさまを見てみたいと思いました。
dmc.
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