帝蚕倉庫の赤煉瓦 ― 2010年11月12日 23:59
先月末、旧帝蚕倉庫に貼られていた赤煉瓦の配布会に参加してきました。
帝蚕倉庫は日本の主力輸出品だった絹製品の品質を保証するために国が民間会社として設立したものです。横浜の港としての象徴の一つです。
長く使用に耐えてきましたが、物流事情の変化に伴い役割を終え、一部を残して解体されました。
配布は有料ですが倍率5倍の抽選だったそうです。関心の大きさが伺われますね。
設計は遠藤於菟さん。日本の鉄筋コンクリート建築の最初期を担った方です。
配布された煉瓦は、解体された倉庫の鉄筋コンクリートの柱の周囲に積まれるように貼られたものです。煉瓦調のタイルではなく、実際の煉瓦が積まれていました。
当時最先端の鉄筋コンクリートを取入れる進取と、それまでの様式を踏まえた心配りのあるデザインが感じられます。
残った一棟は再開発されるとのこと。現役時代の日本の発展の一端を担ったという誇りが感じられる場所になって欲しいですね。
帝蚕倉庫は日本の主力輸出品だった絹製品の品質を保証するために国が民間会社として設立したものです。横浜の港としての象徴の一つです。
長く使用に耐えてきましたが、物流事情の変化に伴い役割を終え、一部を残して解体されました。
配布は有料ですが倍率5倍の抽選だったそうです。関心の大きさが伺われますね。
設計は遠藤於菟さん。日本の鉄筋コンクリート建築の最初期を担った方です。
配布された煉瓦は、解体された倉庫の鉄筋コンクリートの柱の周囲に積まれるように貼られたものです。煉瓦調のタイルではなく、実際の煉瓦が積まれていました。
当時最先端の鉄筋コンクリートを取入れる進取と、それまでの様式を踏まえた心配りのあるデザインが感じられます。
残った一棟は再開発されるとのこと。現役時代の日本の発展の一端を担ったという誇りが感じられる場所になって欲しいですね。
最近のコメント