レガシーなものを最先端の技術で2011年01月07日 23:59

先日、Twitter経由で郷好文(@yoshifumi_go)さんがブログで紹介されていた「ストリングバイク」を拝見しました。
「ストリングバイク」とは、チェーンの代わりに糸(=ストリング)を動力伝達に用いる自転車です。この新しい駆動方はペダルの位置により力が入りにくい引上げる時もスムーズに動かせ、またギアチェンジ(に相当する仕組み)は止っていても可能との事。
(詳しくは郷さんのブログと公式サイトをぜひご覧下さい。)
 http://cotoba.jp/2010/12/28/stringbike/
 http://www.stringbike.com/

上記の仕組みが本当にチェーンに取って代るものなのかは実際に乗って見なければ判りませんが、拝見した瞬間に「こういう開発がしたい!」と心が揺さぶられました。
こういう開発とは、自転車のように充分に練られてきたプロダクトの基本システムに関わる宿命的な部分に、より革新的な改良を加える事です。

今「最先端」というとスマートフォンやクラウドサービス、またEVといった情報技術と代替エネルギーを中心とした知的なプロダクトが思い浮かびます。これらは今後ますます「知的」になっていくでしょう。
この知的なプロダクトとは自動化と最適化とコミュニケーションツール化等々、おおよそはこの方向でしょう。

しかし、その方向以外にも進むべき道はあるはずですよね。

例えば、ネットに繋がるエアコンも便利そうな一方で、誰でも薪がうまく燃やせる仕組みが施された最先端の暖炉もワクワクする、、と私は思います。

身の回りを見渡せば、「これはこういうものだ」と思われるものが沢山あるはずです。それらをあっと驚く進化形にして再提示したい。。
役不足は重々承知の上ではありますが、デザイナーの立場でできることをチャレンジして行きたいと思っています。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://dmc.asablo.jp/blog/2011/01/07/5630115/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

dmc.
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
「デザインの言葉」 by Fumiaki Kono is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 3.0 非移植 License.