「死なないでいること、生きるということ」 ― 2011年03月03日 23:59
中岡さんは「遠位型ミオパチー」という難病を持ちながら、希少難病の患者を支援する活動をされています。テレビやラジオで紹介されていますので、ご存知の方も多いでしょうね。
このご本、読後に残る明るさが印象的です。
私なら絶望してしまうような状況が綴られていますが、真摯な生への態度、無理しない正直さ、「もしかして楽しんでらっしゃる?」と思ってしまうくらいのさらりとしたユーモアに包まれています。
凄いお方だなぁ。
「死なないでいることと、生きるということは違う」とは、中岡さんの心に生まれたお母様への思いだったそうです。「生きる」ということへの深い思いは、ご自身の中でより研澄まされて、今まさに生きていらっしゃる事が伝わって来ました。
富士登山をされる写真が掲載されていますが、山道は苦しい事がそのまま楽しい事の裏返しなんですよね。今中岡さんは人生の山から遥かな景色を眺めていらっしゃるんだろうなぁ、そんな風にも思いました。
「病気」は私の人生の主役ではない。
主役はあくまで、「自分」なんだ。
中岡さん、かっこいいです!
さて、中岡さんが副代表理事を務めておられる「SORD希少難病患者支援事務局」からこの本を買って頂くと、SORDの活動支援になるそうです。
ぜひ手に取って中岡さんの明るさを感じて見て下さい。
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