NOKIAとSymbianを5年使いました。2011年04月27日 23:59

とうとうこの日がやってきてしまいました、、というと感傷的過ぎますが、2006年2月から使い続けましたので丸5年、NOKIAの携帯電話を使っていました。いずれもSymbianOSの載った端末で、いわゆるスマートフォンの原型と言っていいと思います。

5年前、確かにそれは世界最先端でした。

2006 3GSM NOKIAブース
2006年の携帯電話の国際見本市(3GSM)のNOKIAブースは沢山の人で賑わっています。

2006 3GSM おしゃれなタグ
おしゃれなタグ付き。NOKIAは今の「フォトパネル」やロケットのようなコンセプトも提案していて、SIMカードが自由に使える楽しさを強烈に感じました。

2006 3GSM N92
これはN92。変形するガジェットタイプが各社沢山出始めた頃ですね。

Symbian OS 2006
当時のSymbianOS。記録がありませんので推測ですがS60だと思います。基本構成は今とほとんど変わりません。

6880 バルセロナで使用
バルセロナで使用の6880の画面です。4バンドで国際ローミングでき、フルブラウザ、オフィスソフト対応。BluetoothでMacのカレンダー(iCal)と同期出来るのも強いインセンティブです。

i-modeが国内で大きな盛り上がりを見せ、海外進出を探り始めたのが2005年頃だったはずです。国内では行き届いた満足行くサービスが豊富でしたが、一歩海外へ出ると状況は一変します。その事実がやがて広く知られるようになり「ガラパゴス」と呼ばれるようになったのは2007〜08年頃でしたね。

詳細は省きますが、「てきること」で言えば、上記の製品たちはスマートフォンに必要なことを叶えていました。動きが遅いとか、画面が小さいとかは、少々の不足として充分納得出来ました。それだけ高付加価値でしかも低価格だったからです。
それから5年、性能は上がりデザインは広がりました。しかし「できること」も品質も、実感の伝わりにくい変化だったかもしれません。

5年使って思ったことは、、
1)できること、選択肢があることがまず大切
2)その上で、スピードや質感や手応えなど、「体感する良さ」が絶対必要
3)性能は2を実現するためにある
この優先順位を守るのは大変なんだな、ということでした。UIに磨きがかかりスピードとスペックが贅沢なものであって欲しかった、と今は思います。

つい先日、額面でNOKIAはAPPLEに抜かれたというニュースがありました。マイクロソフトと組むと言う話も聞こえてきますが、今後どのようにしていくのか気になります。
私は、これから暫くAndroidを使ってみようと思います。

過去記事:NOKIAを使う

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