Interested Driven 興味駆動なUI2011年07月19日 23:59

○○ドリブン、という英語的な表現を時折耳にします。
先日も「自らの興味、ワクワクすることを追い求める」という内証をビジネスのモチベーションとおっしゃる方が、そのことを「Interested Driven」と表現されていました。
組織体としても個人の活動としても長く積極的に活動が続くのは、報酬とはまた別の根本的な力の元、動機があるからでしょう。

話は飛びますが、80年代に登場した「電子手帳」は、一件有用な物でありながら、実際は使いこなせるようになること、それ自体の楽しさが根本的な価値だったと記憶しています。本当に効率を求める人はシステム手帳を使っていたようです。
ユーザー自身がそのことに気付いていたかは判りませんが、使うこと自体が楽しい、というのはとても大切なことですよね。
コンピューターならMacintoshのGUIが有名ですし、スポーツカーの乗る楽しさも合理性を越えていますね。

デザインが出来る事の大きな役割として、この楽しさを実現出来るかどうか、、たとえ深刻な場面で使われる製品であったとしても、ユーザーが理屈抜きに厚意に集中出来ると感じられるかどうか、、その視点がとても大切です。
当然と言えば当然の理想論であるため、達するのは難しく、このことを強く意識して実現を目指さないと、超えられない一線があります。
dmc.
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
「デザインの言葉」 by Fumiaki Kono is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 3.0 非移植 License.