「住まいの解剖図鑑」 ― 2011年08月04日 23:59
増田奏氏著「住まいの解剖図鑑」、まだ読み始めたばかりですが面白いです。
「なぜ、そうなっているのか?」と帯にありますが、住宅内の様々な空間、ポーチや階段やお風呂やトイレ、それぞれの「ふつう」の成立ちが飄々としたイラストとやさしい語り口で解りやすく書かれています。
設計を学びはじめた学生からプロ初心者、またこれから家を建てようという方向けに書かれているので、それぞれの解説は端的に抑えた印象ですが、どれも「なるほど」「やっぱり」に満ちていて、非常に実線的な知恵を感じます。
時折挟まるコラム、例えば「ふつうじゃだめなのかい?」「無目的と言う目的もある」等からは著者の住まいに対する思いが感じられました。
住まいだけでなく、デザインの本としてもお薦めです。
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