オープンと土着2012年03月07日 23:59

フェイスブックやツイッターなどのSNSに力を得て、アメリカから「オープン」という考えが広まってきています。

実名かつ透明であることを強制するフェイスブックは、これまでのプライバシーのあり方に挑戦しているように見えますし、ツイッターの「なう」に象徴される「共時性」は、全ての人格に繋がる切掛けを与えているように見えます。

しかしその先にはそれぞれが属するコミュニティへのロイヤリティへと突き進んでもいて、「フラットでオープンである事」と矛盾しそうですが、きっとアメリカ的な感覚ではそれは両立する事なのでしょう。

本心では実名や透明性に懐疑的な方たちとお話をしますと、やはり昔ながらの地域コミュニティの「しがらみ」「やりにくさ」「不自由さ」に対して警戒しているようです。私自身共感してしまう所です。
きっと私たちが長く培った「地べたとの関わり」の深さがあるのでしょう。
そう思うと、アメリカは移民の国なのだ、とあらためて感じてしまいますね。

とはいえ、コミュニティへのロイヤリティやきめ細やかさは私たちが培った特質ですから、この「オープンの波」は、私たちにとって大きな機会と出来る気がしています。

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