音楽の好みって難しい2012年09月06日 23:00

「名のないもの」との出会い、今日は「渋谷残響shop」でCDのブラインド販売です。

残響shop
店頭。

CDのブラインド販売
入ってすぐの試聴コーナー。
「音楽との出会いを提供したい」という思いは、CDケースに添えられた手作りのカードの丁寧さにも現れていました。

早速カードに抜き書きされた歌詞を眺めます。昨日の「まくら」の戸惑いが残っていたため歌詞から選ぶことに一瞬だけ気が重くなりましたが、試聴ですので印象にのこったものをピックアップしました。音楽は好きか嫌いかは判りやすいので、どんどん飛ばし聴きしていけます。

しかしなかなかこれというのがなくて、お店の方に幅広くランダムにピックアップして頂きました。
この時、音楽の好みを伝えるのが難しかったです。ジャンルだとこれというものがない(クラシックでも演歌でもロックでもポップスでもアニソンでも好きなものがある)ので、好きな曲を羅列しました。言いながらその統一感のなさにちょっと腰が引けました。(うーん、昨日から続けてダメなワタシを見せられているよう)

お勧め頂いた中から「テクニカル」「ポストクラシック」と呼ばれる2つのジャンルのものが印象に残りました。

そして購入したのがこちらです。
CDのブラインド販売
アイスランドのÓlafur Arnalds(オーラヴル・アルナルズ)さんの「...And They Have Escaped The Weight Of Darkness」
現代音楽ですね。

自分としては「えぇ?まさか!」というチョイスです。でもこれ素敵な音楽なんです。
これは「出会い」でした。

これ一枚で「現代音楽も好き」というのははばかれますが、、やっぱり音楽の好みって難しいですね。その難しさを越える機会として、試聴(販売)は有効なのでしょう。

昨日の「本」、今日の「音楽」、2つの「タイトルと作家名を伏せられての購入」を経験しました。本は中身まで伏せられているので同じ条件とは言えませんが、欠落が「手にとって見よう」と思わせる「引き」であることは確かなようです。

そう言えば子供の頃「プロ野球カード」で目当てのスターの替わりにひいた選手が好きになったと言う話しを誰かしていたような、、。「縁」というものに感じる特別な感情の仕業なのでしょうかね。

「CDブラインド販売」 
渋谷 残響shop 常設
dmc.
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
「デザインの言葉」 by Fumiaki Kono is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 3.0 非移植 License.