情報量と密度2012年12月05日 23:23

最近、数年前に携わらせて頂いた仕事の続きといいますか、関連のある仕事をさせて頂く事が重なりました。この変化の激しい時代に、またあらためて業務にあたらせて頂くのは大変あり難い事です。ありがとうございます!

そのことを通して、改めて実感したことなのですが、一つの事柄、単位時間あたりの情報量が倍々で増えているのですね。コンピューターや端末は勿論、私たちが目にする映像やテキストや、一つのアウトプットに込められたコンテキストも格段に増えています。

話が飛びますが、圧縮音源はやはり欠落する情報が多く、耳の肥えた人でなくても次第に物足りなくなるのだそうで、大容量の音源が増えてきているそうです。
同じ音楽の同じ3分でも、容量は2桁、3桁の差がありますが、それを私たちは「音質の違い」という感覚として受け止めます。逆に圧縮音源が100曲あっても質感は向上しません。

これ、当たり前なんですが、今も増え続ける情報量と照らし合わせて捉えますと、「情報量が密度を増せば質が上がる」という見方ができるかもしれません。
つまり、単位時間あたりに沢山の情報量があることが質を向上させるのです。大切な事は「単位時間当り」ということですね。忘れないようにしなければと思います。
dmc.
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