状況の力 ワシントンポストの実験 ― 2013年01月16日 14:08
昨日、フェイスブックで多数シェアされていた投稿の動画です。
(私もいいねを押してシェアしました)
一流のバイオリニスト(ジョシュア・ベル)が通勤時間帯の駅で名を明かさず演奏するとどうなるのか、というものです。
共感を拡げたフェイスブックの投稿には(話を感動的にするための)脚色があるようですが、この動画を見ると多数が素通りして行くのは間違いないようですね。
でもこれは、私達に見る目がない(聞く耳を持たない)せいではなく、状況がその場の価値判断を導いていると考えた方が自然だと思います。
例えば駅ではなく、皆がリラックスしにくる公園だったら?場所は同じ駅でも朝(出勤時)ではなく夕方(帰宅時)だったら?大道芸のフェスティバル期間中の歩行者天国だったら?
いわゆるTPOと、そこに集う人たちの心情で大きく変わったでしょう。実際にラッシュ時の駅でもその場の状況にあわせてしかければ皆を巻き込む事も出来てしまいます。
「フラッシュ・モブ」で有名なチャーリー・トッドのプレゼンです。8:47あたりから、ラッシュ時の駅のエスカレーターでのモブシーンをご覧ください。構内の憂鬱な時間がちょっと楽しいひと時になっていますね。
「いい企画は場所にあったものです。その場で行う意義のあるものです」との言葉は説得力がありますね。
立場によって如何様にでも残酷になる事を示した「ミルグラムの電気ショック実験」は極端な例ですが、自分自身の価値観よりも置かれた状況を優先してしまう事例は多いようです。
「状況が価値判断を左右する」のは私たちの本能と言ってもいいのかも知れませんね。
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一流のバイオリニスト(ジョシュア・ベル)が通勤時間帯の駅で名を明かさず演奏するとどうなるのか、というものです。
共感を拡げたフェイスブックの投稿には(話を感動的にするための)脚色があるようですが、この動画を見ると多数が素通りして行くのは間違いないようですね。
でもこれは、私達に見る目がない(聞く耳を持たない)せいではなく、状況がその場の価値判断を導いていると考えた方が自然だと思います。
例えば駅ではなく、皆がリラックスしにくる公園だったら?場所は同じ駅でも朝(出勤時)ではなく夕方(帰宅時)だったら?大道芸のフェスティバル期間中の歩行者天国だったら?
いわゆるTPOと、そこに集う人たちの心情で大きく変わったでしょう。実際にラッシュ時の駅でもその場の状況にあわせてしかければ皆を巻き込む事も出来てしまいます。
「フラッシュ・モブ」で有名なチャーリー・トッドのプレゼンです。8:47あたりから、ラッシュ時の駅のエスカレーターでのモブシーンをご覧ください。構内の憂鬱な時間がちょっと楽しいひと時になっていますね。
「いい企画は場所にあったものです。その場で行う意義のあるものです」との言葉は説得力がありますね。
立場によって如何様にでも残酷になる事を示した「ミルグラムの電気ショック実験」は極端な例ですが、自分自身の価値観よりも置かれた状況を優先してしまう事例は多いようです。
「状況が価値判断を左右する」のは私たちの本能と言ってもいいのかも知れませんね。
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