「聖なる怪物」 ― 2013年01月24日 16:50
表紙をめくると、絶世の美少年と謳われた頃からの写真が8ページ。
「紫の履歴書」は、歌手美輪明宏さんの33歳までの自伝で、出版社と内容を変えながら3回出版されました。これはその三回目の第二版(1993年)で、舞台「黒蜥蜴」を観、迫力にすっかり打ちのめされてその場で手にしたものです。
昨年末のNHK紅白歌合戦での好演で思い出し、本棚の奥から引っ張り出してきました。
紅白で歌われた「よいとまけの誕生秘話」も書かれていて、ここからは二人の友人のエピソードから作られた事が判ります。(もっともご本人が後書き書かれたように、個人が特定出来ないようフィクションが入っているようですが)
正直な所、このサインが欲しくて買いましたので、内容については印象が薄かったのですが、改めて読みますと生死を伴う凄まじいエピソードに溢れています。三島由紀夫の評した「聖なる怪物」という表現がまさにぴったりだと思いました。
テレビで見かける事が多いですが、やはり生の舞台でまた拝見したい、、そう思っています。
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