諏訪敦絵画作品集「どうせなにもみえない」が届きました。
画集の表題にもなった「どうせなにもみえない」はシリーズ化された5点の連作です。
表紙はそのver.5。
対象への徹底した取材を通し「モデル」の中から見いだされるものを絵画に定着させていく、その過程の時間まで内包された静けさに圧倒されます。
その包まれた時間は実際の制作時間をさらっと超えて、生死まで、またその先まで含んでいるようにも感じます。
「写実」に私が惹かれるのは、画力によって「生死を内包した一瞬」がかいま見られるからかもなんだなぁ、と改めて思いました。
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