ダメマシンクリニック47【電子マネー対応券売機:適応症なし】2016年09月30日 22:24

みなさんこんばんは!

さかりの金木犀の香りを運ぶ夕方の風が、暖かいと涼しいの間を揺れている横浜です。一気に晩秋へと加速していくのでしょうね。

さて、今週のダメマシンクリニックはこちら、横浜駅の電子マネー対応券売機です。

ダメマシンクリニック47【電子マネー対応券売機】

47 電子マネー対応券売機01
東急東横線とみなとみらい線(横浜で接続)の券売機です。下の方に一ヶ所、ダメ出しがありますね。

47 電子マネー対応券売機02
詳しく見て見ましょう。
1:注意書(つり銭忘れ注意)
ダメ出しはこの一つです。これまで電子マネー対応機器のダメ出しをいくつか見てきましたが、こちらのマシンでは電子マネーについてのダメ出しはありませんでした。

まず、このマシンやこの場所が他と比べて「つり銭忘れが多い」特別な事情は考えにくいです。むしろ、他では多い電子マネーに関してのダメ出しがありません。また一般的に、忘れ物や見落としといったケアレスミスを完全になくすことは出来ません。
これらからは、避けて通れない利用者側のエラー(つり銭忘れ)以外のトラブルが少ないことが見てとれます。
管理者からみて、最も気になるマシントラブルが「つり銭忘れ」なのだとしたら、自動マシンとしてはなかなかうまく行っているとしてよいでしょう。


【診断】

ダメ出しが避けては通れない利用者側のエラー(つり銭忘れ)に対してであり、マシンそのものに問題があるとは言えないですので「適応症なし」と診断します。


【処方】

マシンの適応症はありませんが、ダメだしされていますので、参考までに処方します。

処方01:応急処置(追加表示)
注意書の位置は現状でも機能していそうですが、以下の様にする方が効果的です。
利用者が操作する際の視線を考慮して、上から見やすい水平面に掲示する。

47 電子マネー対応券売機03

47 電子マネー対応券売機04
つり銭を忘れるほど他に注意を向けている利用者さんを想定すると、このくらい目立つものをみやすい位置にするのもよいでしょう。
(ただし、ケアレスミスをなくすほどの効果があるとは言えませんけれど。)


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ところで、この券売機は以前の記事『ダメマシンクリニック43【電子マネーチャージャー:誘導不全】』と同じ私鉄の電子マネー対応端末で、形状からも同一メーカーの別機種と捉えられます。

前記事のマシンでは電子マネー(ICカード)の差し込み口がないためトラブルを誘発していました。

47 電子マネー対応券売機05
今回のマシンを見ますと、電子マネー(ICカード)は挿入式で、しかもトラブルが少ない状況です。
利用者の多くが「電子マネー(ICカード)は左側の挿入口に差し込む」という認識を持っていると言えるでしょう。

既存機種を「改良」することはよくあることですが、利用者の認識を軽んじてはならない、ということを再度確認して参りましょう。



ダメを憎んでマシンを憎まず。
ダメマシンクリニックからは以上です!

No.47
対象:電子マネー対応券売機
設置場所:横浜駅
報告者:有限会社ディーエムシー
報告日:2016.9.30
症例:適応症なし
ダメ度:-(利用者側のヒューマンエラー)
応急処置:追加表示


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