野球帽とピンバッジで作る「ベースボールキャップフェイスシールド」 ― 2020年06月10日 10:33
みなさまこんにちは!
例年ですと梅雨入りの頃ですが暑く湿った風の日が続いてますね。常ならざる雰囲気は天候にも感じられます。慣れない暮らしでストレスがたまっておられる方がほとんどでしょう。うまくリラックスして乗り切っていきたいですね。
とはいえ、「リラックスしようと思っても趣味が封印されてできない!」とお嘆きの声も。私も山歩きや焚き火、野球観戦といったアウトドアな趣味が多くてしょんぼりしています。
そのような中、プロ野球の開幕が6月19日ときまり、練習試合が4カード組まれております。(6/10現在)
当面の間は無観客ということですので、せっかくなら画面越しであっても心から応援したい。ITをつかって様々な応援形態が登場することでしょう。その新しい応援スタイルを楽しみになさっている方もいらっしゃいます。
しかし、オールドスタイルで、ユニホームをまとい、仲間と一緒に声をからして声援を送りたい、、ということで作りました。
プロ野球ファンなら絶対お持ちの野球帽とピンバッジで作る「ベースボールキャップフェイスシールド」です。
斜めから。
正面。
スポーツバーが再開したら、三密を避ける対策をしつつも応援したい篤いファンが集まると思うんです。振る舞いに気をつけて、物理的な距離をとったとしても、チャンスやピンチのその一瞬に、どんなにこらえていてもつい声が出ちゃいますよね。
また飲食中はマスクを外しますから、フェイスシールドは必須になると思います。
そしてもちろん飲食しやすいことも大切です。飲食店で「飲食したくなくなるようなもの」は避けたいですから。飲食する口元にアクセスしやすく、顔全体を覆うフェイスシールドを考えて見ました。
考えて見ました、と言いましても、既に沢山の事例がありますので、多くを先行事例に倣いました。実際のところ「あるのでは?」と思って検索して、その時は見つけられなかったので作りましたです。
では早速作り方のご紹介。
ピンバッジ。
「野球帽と言えばピンバッジ」は、今は少し違うのかもしれませんが、必ずご贔屓の球団のものがあると思います。既に沢山持っていたとしても、今こそ応援の意味を込めて「課金」しましょう。(笑)
野球帽、ピンバッジ2つ、A4のクリアホルダー1つ。これが材料の全てです。
シールド部分をA4のクリアホルダーで代用するアイデアは多方面で採用されていて、医療現場で重宝される「高透明タイプ」は品薄のようです。
高透明タイプは医療に譲って、ここでは100円ショップにある普通のものを使いましょう。厚めのOHPシート、何も挟まずパウチしたシートなど、透明でハリのある素材なら何でも大丈夫です。拡げた時のサイズはA3横くらいが理想ですが、A4縦をセロテープでつなげても構いません。
縦(長い方)の折り目のある方、熱止めしていない側の端から2〜3センチのところを切り込みます。(切り込みの深さも2〜3センチ)ここはあとでストッパーになるところです。
切ったところを内側に折り込みます。しっかりと折り目をつけてください。
熱止めしてある部分を切り落とします。アゴにあたるところは丸くします。
シールド部分の完成です。
シールド部分の角をピンバッジで留めます。
シールドの折り目が真ん中になるよう位置を調整してください。
ピンバッジのストッパーはしっかりと押し込んでください。押し込みが弱いと外れやすいので慎重に確認しましょう。
ストッパー部分がつばの先端にひっかかれば完成です。
ここが緩いと使用中にずり落ちてきます。緩いと感じたらピンで留める位置をずらして調整してください。
あるシミュレーションによると、唾液の飛散角度が下方向に広がっていますので、アゴの下、鎖骨部分まで広くカバーするようにしました。
またピンバッジで留めているだけですので、飲食する時はシールドを片手で持ち上げればよく、手を放せばすぐ元に戻ります。
大声を出して見ました。息で曇ることもなく思いの外悪くありません。
ただ、反響した自分の声が予想以上に大きくてびっくりしました。
もしかしてそれは適度な応援を促す効果としていいのかも、、これは検証しないとわかりませんけれど。
【いいところ】
・ユニホームと帽子が着用できる
・作るのが簡単
・大きい
・飲食しやすい
【ダメなところ】
・視界がぼやける(素材による)
・風に弱い(シールドにテンションが掛からず二ヶ所しか止まっていないので)
A4クリアホルダーを箱状に折って強度をまし、アゴの下をカバーするタイプを大阪大学の中島教授が発表されてらっしゃいます。
詳しくはこちら「阪大フルフェイスシールド」をご参照ください。
「阪大フルフェイスシールド」にストッパー加工を加えて装着したところ。
テンプレートも作って見ました。A4でプリントしてホルダーに挟んで切るという、あれですね。ご活用くださいませ。
ぱっとはすぐに戻らず、新しい形を模索する日々がまだまだ続くと思います。
それでもファンは身に付けた新しい様式で心から応援できる日を待っています。このピンチをチャンスに変えて、素晴らしい応援体験を共々に創造したいと願います。
もちろん、マスクでもフェイスシールドでも、公式が「着用せよ」と言う用具には喜んで課金しますので!(笑)
※注意事項
・フェイスシールドのウイルス感染の実効性はまだ検証の途上ですので、ここに記した内容が短期間のうちに価値を失う(間違える)可能性もあります。常に最新の情報を確認して、少しでも不安を感じたら使用を中止しましょう。
・フェイスシールドを着用しての入店は、お店ごとの判断により断られる場合があります。
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