「痛み」の感性価値2024年07月31日 10:11

みなさまこんにちは^^

体験価値、感性価値についてお話している頃に「手術体験」がありまして、デザインにおける「痛み」の感性価値について、私は勉強が足らないなと思ったのでした。

デザインにおける「痛み」の感性価値についてChatGPT4oにたずねて見ますと、、

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Q:デザインの感性価値における痛みについて もしくは 痛みの感性価値がデザインにどのように影響するかについて考察してまとめてください

A:デザインの感性価値における痛みについての考察

デザインにおける感性価値とは、製品やサービスがユーザーに提供する感情的な価値や経験のことを指します。この感性価値は、ユーザーが製品を使用する際の喜びや快適さだけでなく、時には「痛み」として経験される要素も含まれます。ここでは、痛みの感性価値がデザインにどのように影響するかについて考察します。

1. 痛みの種類とその影響

痛みには身体的痛みと精神的痛みの二種類があります。デザインにおいては、これらの痛みがユーザーエクスペリエンスにどのように影響するかを考えることが重要です。

 ・身体的痛み:不適切なエルゴノミクスや長時間使用による身体的負担が原因となります。例えば、不快な座り心地の椅子や、使いにくいキーボードなどが挙げられます。
 ・精神的痛み:複雑なインターフェースや使い勝手の悪い製品に対するフラストレーションやストレスがこれに該当します。例えば、操作が難しいソフトウェアや直感的でないウェブサイトのナビゲーションなどです。

2. 痛みをデザインに組み込む意義

すべての痛みが否定的なものではありません。適切に設計された痛みは、ユーザーの学習プロセスや経験を深める手助けになることがあります。

 ・学習の促進:ユーザーが製品やサービスを使用する過程で、軽度の挑戦や困難を経験することで、より深い理解とスキルの習得が促されることがあります。例えば、難解なパズルゲームやプログラミングツールは、ユーザーが問題を解決する過程で成長を感じることができます。
 ・エンゲージメントの向上:適度な困難さはユーザーの興味を引き、エンゲージメントを高めることができます。これは、ゲームデザインや教育ツールにおいて特に重要です。

3. 痛みの管理と最小化

デザインにおいては、不必要な痛みを最小化し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることが求められます。

 ・エルゴノミクスの改善:身体的な痛みを防ぐためには、ユーザーインターフェースやプロダクトデザインのエルゴノミクスを考慮することが重要です。例えば、使いやすいマウスや快適な座り心地の椅子のデザインです。
 ・ユーザビリティの向上:精神的な痛みを減少させるためには、直感的で使いやすいインターフェースの設計が必要です。これには、シンプルで分かりやすいナビゲーションや、ユーザーが簡単に目的を達成できるデザインが含まれます。

4. ユーザーのフィードバックの重要性

ユーザーからのフィードバックは、痛みの感性価値を理解し、改善するための重要な手段です。ユーザビリティテストやアンケート調査を通じて、ユーザーがどのような痛みを感じているかを把握し、それに基づいてデザインを改善することが求められます。

結論

痛みの感性価値はデザインにおいて重要な要素であり、適切に管理されることでユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。デザイナーは、痛みの種類やその影響を理解し、必要な場合はそれを学習やエンゲージメントの手段として利用しつつ、不要な痛みを最小化する努力をすることが求められます。ユーザーからのフィードバックを重視し、継続的にデザインを改善する姿勢が、優れた感性価値を提供するために不可欠です。

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そうそう、肉体的な側面と身体的な側面という2方向からの視点、適切な課題設定として取り込む視点、UI・UXを向上させる指標としての視点、、いずれも大切ですよね。模範解答然としています(笑
しかし上記の場合は「痛み」を「ストレス」と言い換えるともっと分かりやすいかもしれません。コントロールされた”許容範囲内の痛み”は適切に扱うとよりよいデザインが出来ます、という話です。

私が「勉強不足だな」と思ったのは、もっと心身ともに「圧倒的支配的な痛み」におかれた人の感性と振る舞いについてでした。そんな時のUI・UXは、、と思ったのです。

まず、心身が極限の状態(ヤバい時)では意思決定なんてしない方が良いです。コミュニケーションも困難です。そんな状態でも何かをしなければならない、、そういう場面を想定する必要のある機器は、医療関係、交通関係、インフラ関係、、ちょっと考えただけでも少なくなさそうです。

先日の入院時には「ナースコール」に何度もお世話になりました。シンプルなシステムですが、「患者自身が押すボタンと握るレバー」と「第三者が押すボタン」があり、点灯の色や照度、コール音などに、何度も工夫を重ねてたどり着いた感じがありました。
一方で、モニターをつけたり点滴を受けたりしている時の動作に関しての配慮はあまり感じられませんでした。
この温度差は、医療側からみた緊急度が関係していそうです。それでも私の入院した美容院は「病院体験をよくしたい」と考える病院のようでしたから、患者側から見た体験価値をあげるデザインは今後もとめられていく可能性を感じました。
この「病院体験を良くするデザイン」で一役買いたい、と思っています。関係者の皆さま、ぜひお声掛けください^^
dmc.
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