家に帰ろう・流星ワゴン2014年01月07日 15:43

家に帰ろう・流星ワゴン
年末年始の読書はこの2冊でした。

「流星ワゴン」は人生に失敗した父親がステップワゴンに乗った幽霊父子との交流を通じて人生に希望を見いだすまでのファンタジーで、評判通り面白かったです。
「家に帰ろう」は終末期を家で過ごした方々の実話集で、いずれも希望に満ちていて家族中が涙しました。

たまたまの組み合わせでしたが、ともに生死と家族の結びつきについて感じさせるものでした。
また(これは個人的な経験を通して感じていたことでもありましたが)死そのものが悲劇ではないということもまた少し理解出来たように思います。

ところで「家に帰ろう」で紹介されたように、社会的入院を止めて自宅(または終末医療施設)で最後を迎えることは確実にトレンドになるでしょうね。デザインすべき事は山積みです。

inFORM タンジブル(触れる)メディア2013年11月13日 23:59

MITの創ったディスプレイ、inFORM - Interacting With a Dynamic Shape Displayです。


面白いですねぇ。
解像度を上げて、投影ではない表示で、質感や温感を加えて、、と既にプロジェクトを進めている事でしょう。
これは触って見たい!

自立度の変化パターン2013年09月10日 13:06

自立度の変化パターングラフ(「安心して自宅で死ぬための5つの準備」P.91より)
ここのところこの話題ばかりで恐縮ですが、年齢を重ねると自立度がどのように変化するか、というグラフです。新田國夫著「安心して自宅で死ぬための5つの準備」の91ページから転載しました。(秋山弘子先生の調査結果から)

上下が自立度、左右が年齢です。自立度の変化にはパターンがあり、比較的早い年齢(60歳代)で自立度が下がる方が10〜20%いらっしゃる一方で、75歳まで自立度が下がらない方が男女とも80%以上。多くは元気に暮らしていらっしゃいますね。特徴的な事は男性の10%が90歳を超えても自立度が下がらないこと。
全体には女性の方が長生きで、時々元気なおじいちゃんがいらっしゃる。これは周囲を見回した実感とも合致しています。

もちろん統計的な話しなのですが、60代の山を無事越えれば人生の最終盤まで少しづつ自立度を下げながら生活する事が出来る、と見てとれますね。

先日の「気持ちよく人生の坂を下るための」「ライフアドベンチャーギア」というコンセプトは、この自立度のゆっくりとした下り坂を、気持ちよく生活するためのモノという意味に他なりません。
ここ、デザインしていきましょう。

過去記事:「気持ちよく人生の坂を下る」
http://dmc.asablo.jp/blog/2013/09/02/

過去記事:ライフアドベンチャーギア(または家電)
http://dmc.asablo.jp/blog/2013/09/04/

過去記事:メメント・モリ「安心して自宅で死ぬための5つの準備」
http://dmc.asablo.jp/blog/2013/08/26/

2020年の東京、2025年の私たち ノーマライゼーション2013年09月09日 23:35

2020年の人口(H24年推計)
2020年、東京五輪開催が決定しました。
既に多くの方がパラリンピックを機会に、バリアフリーな東京、世界の範たる東京をとおっしゃっています。私もそうであって欲しいと切に思います。

ここで2020年の日本を確認いたしますと、65歳以上の方が29.1%(高齢化率)、14歳以下が11.7%、です。
10人のうち3人が高齢者というのをイメージする時、地域差もありますが、いわゆる「お年寄り」が増えるというのは違いそうです。
男女とも80%以上の方が75歳までは壮麗であることが判っていますので、現在活動的な方がそのままその年齢になると考えた方が自然ですね。

一方でその5年後の2025年は、高齢化率は30.3%と僅増ですが、団塊の世代の方々がすっぽり75歳以上になります。(2025年問題)ここから、自立度が下がった人が増えて行きます。街のカフェや映画館などで、周囲には車椅子の方が必ずいらっしゃる、というような状況がうまれてきます。健常な方も様々な自立度の方も普通に混在する社会なのです。この時、自立度によって差別される事のないような状況がなければ、実質的にとても住み難い街になってしまうでしょう。このような自立度によって差別される事のない社会作りを「ノーマライゼーション」と呼ぶそうです。

ノーマライゼーションが進んだまちづくりは、パラリンピックにももちろん向いている事でしょう。2020年の東京は「ノーマライゼーション」の理想をぜひ、追いかけて頂きたいと思っています。

WIKI:ノーマライゼーション
http://ow.ly/oPBO2

ライフアドベンチャーギア(または家電)2013年09月04日 10:32

生き残るための「サバイバル家電」。

先日の「気持ちよく人生の坂を下るための」というコンセプトを、家電にあててみました。

「坂を下る」には、諦観を含む響きがありちょっと気になっていたのですが、日々の暮らしの方にポイントを置くと、「サバイバー」という呼称が浮かんできました。以前、長寿で元気な方を敬意を込めて「サバイバー」と呼ぶと聞いていましたので。

「サバイバル」には前向きで持てるものの中から工夫して知恵を発揮する、そういう感性が想起されます。機能低下した中では、日常のちょっとしたことが思いも寄らず大変なので、、。

「ここで転んだら命にかかわる」
「なんでもない普通の飯が最高に旨い」
「外気の変化に超敏感かつ要対処」
「食と排泄は用意周到に」
「怪我と病気に要注意」
・・・などなど、なんといいますか、後期高齢者の毎日を横で拝見していますとアウトドア感覚なんです。

ということで「サバイバル家電」
・・うーん、、ちょっと違うかな?
と悩んでおりましたらK先生より、それは「ライフアドベンチャーギア(家電)」では?と。

K先生、まさしくそれです!
ありがとうございます!!

早速カテゴリー名に拝しまして、日々追いかけたいと思います。

過去記事:「気持ちよく人生の坂を下る」
http://dmc.asablo.jp/blog/2013/09/02/
dmc.
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
「デザインの言葉」 by Fumiaki Kono is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 3.0 非移植 License.