「ジモT」2010年11月10日 23:59

最近「町内のTシャツをデザインする」お話があり、この地域を象徴するモチーフを探しながら改めて地元の歴史を振返っています。

私の地元横浜は150年の歴史しかないのですが、それゆえにどの様に発展してきたかを小学校の頃から教わり、市歌を唄い、愛着を育まれます。
とはいえ、その歴史の舞台は中心地なので、本当の地元の歴史は知りませんでしたが、今回のデザインで再発見がいくつかありました。

特に「地勢」というのでしょうか、土地の位置や形状、地質はその地域の性格づけに大きな影響があるのですね。
我が町内は強固な岩盤がすり鉢状に削られて、湧水が小川になって海に発する水源地でした。数十年前まではサワガニも居たそうで、今も残る井戸が防災に活用されています。
そのすり鉢には海風が当り、いつも霞が出ていたそうで、地名にも残っています。
海に近く水があるので開港してすぐに人が住み始め、空襲で焼けてもすぐにバラックが建ち並び、今に続いています。

さて、地域を象徴するモチーフはいくつかありました。「水」「サワガニ」の他に、開港時はランドマークになっていたと言う「松」、地域の中心にある「銀杏」などなど。
この中から厳選してTシャツにして行く予定です。
dmc.
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