特許庁からのアンケート ― 2011年12月15日 12:33
特許庁から「特許料などの納付方法に関する調査へのご協力のお願い」というアンケートが送られてきました。
いくつか自力で登録まで完了した案件を持っているからでしょうか、私の所にくる位ですから相当のボリュウムになりそうです。
特許は「特許印紙」という印紙を使った納付、即ち料金の支払い方法が法律で定められています。
印紙の取扱いは時代とともに簡素化され、今では口座振替も利用出来るようになりました。
ネットを使った利便性はユーザーだけでなく、事務処理の労力を
大幅に減らしてくれている事でしょう。
今後の納付のあり方について問うのですから、もっと簡便で安全な運用を目指していると思いたいですね。
・・しかし、大変残念な事にこのネットに接続するソフトがとても使いにくいのです。
手続が複雑なのは仕方ないとしましても、ネットとアプリケーションの組合せで、もっともっとストレスなくナビゲートする方法は既に出来ているはずです。資料一つ検索するのに膨大な頁を遡って行かなければなりません。
その複雑さは、意図した所とそうでない所と、様々な事情はあるのでしょうけれど、是非今回のアンケートの結果から、「使いやすさが国益増加に適う」という認識を得てもらいたいと思っています。
いくつか自力で登録まで完了した案件を持っているからでしょうか、私の所にくる位ですから相当のボリュウムになりそうです。
特許は「特許印紙」という印紙を使った納付、即ち料金の支払い方法が法律で定められています。
印紙の取扱いは時代とともに簡素化され、今では口座振替も利用出来るようになりました。
ネットを使った利便性はユーザーだけでなく、事務処理の労力を
大幅に減らしてくれている事でしょう。
今後の納付のあり方について問うのですから、もっと簡便で安全な運用を目指していると思いたいですね。
・・しかし、大変残念な事にこのネットに接続するソフトがとても使いにくいのです。
手続が複雑なのは仕方ないとしましても、ネットとアプリケーションの組合せで、もっともっとストレスなくナビゲートする方法は既に出来ているはずです。資料一つ検索するのに膨大な頁を遡って行かなければなりません。
その複雑さは、意図した所とそうでない所と、様々な事情はあるのでしょうけれど、是非今回のアンケートの結果から、「使いやすさが国益増加に適う」という認識を得てもらいたいと思っています。
歩きたい道 ― 2011年12月16日 22:41
車の魅力 ― 2011年12月19日 23:59
あまたの「○○離れ」の中で象徴的なものの一つが「車離れ」でしょうか。
今の日本の20代を中心とした若者たちの消費意欲の低さを表しているそうですが、私はちょっと違う見方をしています。
消費意欲がない訳ではなく、エネルギーを傾ける方向が違うのだと思います。確かに「消費」という見方をすれば意欲が低下しているかもしれませんけれど。
この世代に限らず、若い世代はその上の世代の作ってきた社会を写しているはずで、彼らが何かから離れようとして見えるのは、彼らの惹かれている先が見えないからですね。離れているのではなく、近づいているのです。
今でも男の子は乗り物が好きな子が多いそうです。近所の子供たちを思い返しても頷けますから、ときめく乗り物がない、ということなのでしょう。
では何に惹かれているのでしょうか。
私が接してきた方々を思い返しますと、社会的な問題解決であったり大きなビジネスを起業することであったり、またアートやデザインを通した問題提起であったり、、個人の中で完結しない事に惹かれていると感じる事が多いです。
そういう見方をすると、今の車に魅力を感じないのは少しわかる気がします。電気自動車もその方向「個人の中で完結しない」方向ではありますが、もっと大胆にパラダイムをひっくり返したものの方が惹かれるかもしれません。
先週末「歩きたい道」について思いましたが、「走りたい道」もなくなってきている気がします。
日本の車にもし魅力が無くなっているとしたら、もしかしたら「日本の道路事情が魅力に乏しいから」と、思ってしまいます。
デザインでそこからひっくり返したいですね。
今の日本の20代を中心とした若者たちの消費意欲の低さを表しているそうですが、私はちょっと違う見方をしています。
消費意欲がない訳ではなく、エネルギーを傾ける方向が違うのだと思います。確かに「消費」という見方をすれば意欲が低下しているかもしれませんけれど。
この世代に限らず、若い世代はその上の世代の作ってきた社会を写しているはずで、彼らが何かから離れようとして見えるのは、彼らの惹かれている先が見えないからですね。離れているのではなく、近づいているのです。
今でも男の子は乗り物が好きな子が多いそうです。近所の子供たちを思い返しても頷けますから、ときめく乗り物がない、ということなのでしょう。
では何に惹かれているのでしょうか。
私が接してきた方々を思い返しますと、社会的な問題解決であったり大きなビジネスを起業することであったり、またアートやデザインを通した問題提起であったり、、個人の中で完結しない事に惹かれていると感じる事が多いです。
そういう見方をすると、今の車に魅力を感じないのは少しわかる気がします。電気自動車もその方向「個人の中で完結しない」方向ではありますが、もっと大胆にパラダイムをひっくり返したものの方が惹かれるかもしれません。
先週末「歩きたい道」について思いましたが、「走りたい道」もなくなってきている気がします。
日本の車にもし魅力が無くなっているとしたら、もしかしたら「日本の道路事情が魅力に乏しいから」と、思ってしまいます。
デザインでそこからひっくり返したいですね。
C-D1が「PCオーディオfan」に掲載されました! ― 2011年12月20日 12:05
デザインをさせて頂いたデジタルオーディオコンバーター、CONCLUSION「C-D1」が、雑誌「PCオーディオfa n No.5」に掲載されましたのでお知らせいたします!
PCオーディオfa n No.5の表紙。
95頁に「外観から回路まで徹底的にこだわったD/Aコンバーター」として紹介されています。
「たくさんの小さな円形の穴が開けられたフロントパネルがこのDACの顔を形作るが、それがユニーク。」
「驚くほど豊かな中低音の厚み。ピアノの繊細なタッチは高分解能。」
一ヶ月あまりの間じっくり試聴した上で書かれた記事だそうです。所謂提灯記事ではないのに、外観、回路、音質と評価して頂いています。嬉しいです!
完全に手前みそなんですが、このC-D1の音がかなりいいんです。(控目に申し上げますと私好みなんです。)
やっぱり欲しくなりました!
再読「骸骨ビルの庭」 ― 2011年12月21日 23:59
以前、「10年に一度出会えるかどうかの傑作」と紹介させて頂いた「骸骨ビルの庭」の文庫が発売されました。
何度読んでもいいですねぇ、、。作中語られる「雄弁で彩りに満ちた沈黙」には様々なものが秘されています。その秘されたものをいくつ気がつけるかは、読み手の器次第なのでしょう。
デザイナーはどんな本を読むべきか、という問いに私はいつも「優れた小説」と答えています。メソッドやハウツーもそれはそれとしてフローするものとして大切なのですが、人間と言うものの広がりを体感出来るのは小説をおいて私は知らないのです。
短期的視野では課題定義すら出来ない事象に囲まれた今、30年、50年、100年の広がりを、ヒューマンスケールで考える縁になる小説ですね。お薦めです。
骸骨ビルの庭
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/books/topics/gaikotsu/
過去記事:読書
http://dmc.asablo.jp/blog/2009/10/07/
何度読んでもいいですねぇ、、。作中語られる「雄弁で彩りに満ちた沈黙」には様々なものが秘されています。その秘されたものをいくつ気がつけるかは、読み手の器次第なのでしょう。
デザイナーはどんな本を読むべきか、という問いに私はいつも「優れた小説」と答えています。メソッドやハウツーもそれはそれとしてフローするものとして大切なのですが、人間と言うものの広がりを体感出来るのは小説をおいて私は知らないのです。
短期的視野では課題定義すら出来ない事象に囲まれた今、30年、50年、100年の広がりを、ヒューマンスケールで考える縁になる小説ですね。お薦めです。
骸骨ビルの庭
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/books/topics/gaikotsu/
過去記事:読書
http://dmc.asablo.jp/blog/2009/10/07/
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