激しさに包まれる ジョー奥田さん「Wave from Hawaii」 ― 2012年01月23日 23:59
タートルのグラフィックがハワイらしいムード。
パッケージはフラワーのものと2種類あるそうです。

録音中のジョーさん。
写真データも30点同梱されています。嬉しいですね。
メディアは8GBのUSBメモリー。
今回の作品は「96kHz-24bit」というフォーマットのデータのため、CDではなくメモリーになっています。
オーディオがお好きな方は良くご存知だと思いますが、96kHzはサンプリング周波数、24bitはデータ深度を表し、ともに数字が大きくなるとより密度が高いデータとなります。(CDは44.1kHz-16bit)
密度が高ければより繊細な違いが記録されますから、その分だけ忠実な録音(=高音質)が期待出来ます。
メディアフリーになれば、高音質で長い音源も流通可能ですから、これからもっと増えて行くでしょう。
さて、メディアの事はこのくらいにしまして、「Wave from Hawaii」です。
冒頭、夜明けをイメージさせる鳥の声とともに遠くから激しい水音が。その音に魅かれるように近づき、気がつくと波と渦の中へ、、。
いやー、やっぱりジョーさんですね、ハワイの典型的なリゾートのイメージを早々に裏切る荒々しさと厳かさ、だからこその清廉さがどしっと表れます。
その少し恐いけど魅力的な激しさに揺られているうちに、すーっと波が静かになり、時折入る激しい波にも恐怖感は無く、むしろ気持ち良い揺さぶりとなって全身を包みます。・・これがとっても眠くなるんです^^;
私ははじめ、iPodで音量を少し大きめにしてベッドで聴いたのですが、10分くらいで寝てしまいました。翌日も「今夜は最後まで聴こう」と思いつつ寝てしまいました。
昨日あらためて最後まで聴こうと思い、古い真空管アンプに繋ぎ、スピーカーから流して見ました。ヘッドフォンで聴くバイノーラル録音による立体感がなくなると波の恐さがぐっと抑えられるのですが、その分遠景の距離感は増して感じられ、背景に流れ続ける虫や鳥の声が目立つようになりました。
その声に小鳥たちは大はしゃぎ。

時折ふと首をかしげて聴き入り、またはしゃぎ出す。。
これをずっと繰返していました。
最後はまた遠くから激しい波が近づき、夜が近づいた事を暗示しているのですが、この轟々とした音が、どこか懐かしさを帯びた余韻とともにすうっと消えていきました。
激しさに包まれるあっというまの30分、お薦めです!
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