助けあうことの凄さ2012年02月08日 23:59

有名なお話だそうですが、ユニクロは身障者の雇用率が8%超、日本企業の平均の7〜8倍と断トツの高水準なんだそうです。
その理由がなるほどと思いました。

ある時、身障者を雇用した店舗の方が売上が伸びることに気付きました。調べて見ると、スタッフに身障者がいることによって様々な気付きがあり、工夫がなされ、結果的に顧客サービスが向上し、その効果として売上が伸びるという仕組みだったそうです。そして、積極的に雇用配置するようになり、それは現在も続けられているのだそうです。

先日、脳科学を研究されている方に、ミラーニューロンという共感や利他という現象に深く関わる脳細胞についてのエピソードとして聞いたお話です。

現在、ソーシャルネットワークを通じて起きていること、特に社会的意識の高いサービスほどスマートでエレガントな方法を志向しているように見えるのは、ミラーニューロンの働きと関連があるかもしれません。

私が実感する「デザインは贈り物」という見方、「他者への意識の方が、自己への意識のみよりも、多くの問題解決をなしうる」という経験則を裏付けてくれるようです。
dmc.
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
「デザインの言葉」 by Fumiaki Kono is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 3.0 非移植 License.