自立度の変化パターン2013年09月10日 13:06

自立度の変化パターングラフ(「安心して自宅で死ぬための5つの準備」P.91より)
ここのところこの話題ばかりで恐縮ですが、年齢を重ねると自立度がどのように変化するか、というグラフです。新田國夫著「安心して自宅で死ぬための5つの準備」の91ページから転載しました。(秋山弘子先生の調査結果から)

上下が自立度、左右が年齢です。自立度の変化にはパターンがあり、比較的早い年齢(60歳代)で自立度が下がる方が10〜20%いらっしゃる一方で、75歳まで自立度が下がらない方が男女とも80%以上。多くは元気に暮らしていらっしゃいますね。特徴的な事は男性の10%が90歳を超えても自立度が下がらないこと。
全体には女性の方が長生きで、時々元気なおじいちゃんがいらっしゃる。これは周囲を見回した実感とも合致しています。

もちろん統計的な話しなのですが、60代の山を無事越えれば人生の最終盤まで少しづつ自立度を下げながら生活する事が出来る、と見てとれますね。

先日の「気持ちよく人生の坂を下るための」「ライフアドベンチャーギア」というコンセプトは、この自立度のゆっくりとした下り坂を、気持ちよく生活するためのモノという意味に他なりません。
ここ、デザインしていきましょう。

過去記事:「気持ちよく人生の坂を下る」
http://dmc.asablo.jp/blog/2013/09/02/

過去記事:ライフアドベンチャーギア(または家電)
http://dmc.asablo.jp/blog/2013/09/04/

過去記事:メメント・モリ「安心して自宅で死ぬための5つの準備」
http://dmc.asablo.jp/blog/2013/08/26/
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