工場夜景2013年06月04日 07:53

先週末、川崎の京浜運河沿いに立ち並ぶ工場の夜景を、屋形船に乗って観て参りました。



いやぁ綺麗でした!
昨年感動した煙突の先端でガスを燃やして処理をする「フレアスタック」をはじめ、立ち並ぶプラントや倉庫、趣のある鶴見線の駅舎、立派なつばさ橋、遠くにきらめくみなとみらい、、と堪能しました。
この動画に写したプラントには特に惹きつけられました。「かっちょいーーっ!」と連発した音声は恥ずかしいのでピアノに差し替えております(笑)
(ちなみにこちらは東燃化学か昭和電工と思いますが、記録がなく定かではありません)

昨年に引き続き#電線クラブのSさん主催で、42名の大盛況でございました。
Sさん、ありがとうございました!

追伸:来年も開催するそうですので、ご興味のある方は是非お声をかけて下さいませ!

ドバイ24時間2013年05月30日 23:48

ロシアのカメラマンDimidさんのドバイのタイムラプスムービーです。

Dubai Timelapse from dimid on Vimeo.



超巨大でどこまでも人工的美で埋め尽くされた世界、、不思議な美しさです。

濃縮空間2013年05月16日 23:42

しゃちほこ
目黒雅叙園の「百段階段」は、建設当時の一流アーティストを集めて競わせた、往時の粋を一堂に集めたさせた空間です。イベントも活発で、今日はいけ花を観に登楼しました。

撮影禁止なのがちょっと(かなり)残念なのですが、贅を凝らした装飾の濃縮空間と一花一葉の「間」のせめぎ合い、、。この真剣勝負に勝って名声を上げた華道家もいらっしゃいましたね。
極めて日本的なモチーフを集めながら、美意識はヨーロッパの宮殿のような、不思議な空間です。これを生かすのは中々の度量が必要そうです。

かつて何方かが「京都と秋葉原が同居するのが日本」と形容しましたが、粋とは別の「ハレ」を、質量を伴って実感出来る場所だと改めて思いました。

百段階段;
http://www.megurogajoen.co.jp/hyakudankaidan/

鼠の文鎮2013年04月24日 23:23

前期か後期か失念してしまいましたが、江戸時代のものです。修行時代に先輩から頂戴しました。

鼠の文鎮
18cm、6寸弱ながら532gと結構な重さです。

鼠の文鎮
下をわざわざ削って口を尖らせています。
そこからあごをなぞって耳へ続くS字の螺旋、気持ちいいです。

鼠の文鎮
鼠のしっぽのしゃきっとする時とひょろひょろっとする時の、ふたつの表情がこの形から伝わります。さらっとした意匠ですが、凄いなぁ。

文鎮として使うにはちょっと小さいのですが、めったにとらない毛筆を使う時にはかかせない品になっています。

「どうせなにもみえない」2013年04月19日 23:49

諏訪敦絵画作品集「どうせなにもみえない」が届きました。

諏訪敦絵画作品集「どうせなにもみえない」
画集の表題にもなった「どうせなにもみえない」はシリーズ化された5点の連作です。
表紙はそのver.5。

諏訪敦絵画作品集「どうせなにもみえない」

諏訪敦絵画作品集「どうせなにもみえない」

諏訪敦絵画作品集「どうせなにもみえない」

諏訪敦絵画作品集「どうせなにもみえない」

対象への徹底した取材を通し「モデル」の中から見いだされるものを絵画に定着させていく、その過程の時間まで内包された静けさに圧倒されます。
その包まれた時間は実際の制作時間をさらっと超えて、生死まで、またその先まで含んでいるようにも感じます。

「写実」に私が惹かれるのは、画力によって「生死を内包した一瞬」がかいま見られるからかもなんだなぁ、と改めて思いました。
dmc.
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