「今日は死ぬのにもってこいの日」ナンシー・ウッド MANY WINTERS2010年05月25日 15:34

ナンシー・ウッド著 金関寿夫訳
今日は死ぬのにもってこいの日 MANY WINTEWRS
「今日は死ぬのにもってこいの日」ナンシー・ウッド

以前、M先生に教えて頂いた詩集です。
著者のナンシー・ウッド女史は、40年近くニューメキシコのネイティブ・アメリカンと交流を持ち、彼らの生活と精神を詩や小説、時にはノンフィクションや写真を交えて紹介し続けています。「MANY WINTEWRS」はその代表作です。
大地との絆を深く生活に感ずる精神性が、言外の迫力を持って迫ってくるものがあります。ただ、それは明るく乾いていて、優しさを残すものでした。

 今日は死ぬのにもってこいの日だ
 生きているものすべてが、わたしと呼吸を合わせている。
 すべての声が、わたしの中で合掌している。
 すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやって来た。
 ・・・・

美しいです。
dmc.
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