家電大賞2023-2024 総合グランプリ受賞!2024年03月25日 09:06

UIデザインを担当したタイガー炊飯器「土鍋ご泡火炊き JRX-T100」が、家電大賞 2023-2024 総合グランプリを受賞しました!
読者投票でノミネート全家電の中から最多得票を獲得しての快挙、あらためましてお祝い申し上げます!
UIも一定の貢献が出来たようでこころから嬉しいです。(特集記事参照
家電大賞総合グランプリ タイガー炊飯器 JRX-T100

ユーザーさまからこのような評価を頂くと、UIもブランドの大切な資産だということに改めて思いがいたりました。これからも頑張って参ります。

IITTALA事件 「大量廃棄」は高コストの贅沢に2024年02月14日 08:35

デザインで飛躍を企むみなさまこんにちは^^

IITTALA事件
フィンランドの老舗ガラスメーカー、イッタラが2024年2月5日にブランドを一新したことがフィンランドで大きな議論を呼んでいるそうです。新しいロゴ、ブランドカラーの変更、そしてブランドコンセプトの変革が主な変更点です。伝統的な赤い「i」マークのロゴは廃止され、フォントは変更。ブランドカラーも赤から黄色に変更。ブランドコンセプトにいたっては、あの有名で象徴的な「タイムレスデザイン」から「プログレッシブ」な「アバンギャルドデザイン」へとシフトしました。これらの変更は、ブランドの長い歴史に対する敬意を欠いているとして、長年のファンからの批判を受けています。(詳細はこちらをご覧ください。)

イッタラ

「事件」と呼ばれるほどショッキングな事象ですが、経済的な視点からすれば「今までのやり方では立ち行かない」ということが透けて見えます。一つ一つのモノが愛され長く使われる事と、企業を存続させるキャッシュフローが対立してしまう構図がここにもあるのでしょう。いずれにしてもイッタラは、ハイブランドとして定期的に高額な消費財を提供するブランドとして生まれ変わろうとしています。

バレンシアガの靴
ハイブランドのバレンシアガが使用感の有る素材で作ったスニーカーがちょっと前に話題になりました。「履き古した時代遅れのスニーカーそのまま」に見えたからです。

バレンシアガの靴

その他にも重ね着のパーカーやビニール袋のような鞄など難民の格好をそのまま、ハイブランドの商品として提供しています。アートディレクターのデムナ・ヴァザリアが難民生活が身近にあった旧ソ連領ジョージア出身で、ハイブランドだからこそできるメッセージを乗せているのだと受け取られています。

大量廃棄
持続可能な消費社会を目指すことは、「大量廃棄」を否定する(抑制する)社会を目指すことになります。しかし、大量廃棄とセットとなる大量生産と大量消費には、忘れ難い魅力があります。物質的な豊かさを実感するこの「愉悦」を、私たちはそう簡単に忘れる事は出来ないでしょう。そのため「大量廃棄の制約」のひとつのあり方が「大量廃棄の贅沢品化」です。上の二つの事象、ハイブランドの振る舞いにもそれを感じています。

ご挨拶2022年07月04日 13:33

先週の6月30日、おかげさまで弊社22期を収める事が出来ました。あらためまして心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
23期も心機一転頑張ります。引き続きご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。

おかげさまで、弊社は20期に入りました!2019年07月01日 11:24

九州で豪雨による深刻な事態になっております。被害に遭われた方々、ゆかりのある方々へ心よりお見舞いを申し上げます。一日も早く、平穏な日々に戻りますよう切に祈念しております。

さて本日、弊社は20期に入りました。
みなさま、いつもいつも私どものデザインを愛して下さり、心から感謝申し上げます。 おかげさま、と申しますけれども、本当に皆さまのご愛顧のおかげで、無事に新しい期を迎える事が出来ました。感謝の気持ちで一杯です。本当にいつもありがとうございます!

わたしたちのデザインは、やはり問題解決にこそ価値があります。その上で、いつも心がけていることを真ん中において、新鮮な気持ちで、これからも腕を磨いて行こうと決意しております。

「デザインは贈り物」
ー 目の前の一人、そして百年後の子供たちのために ー

やさしく、やさしく、うつくしく。
どんなに正しくても、やさしくなければ価値がない。
どんなに便利でも、誰かを置き去りにしてはいけない。
どんなにやさしくても、美しい姿をまとわなければ伝わらない。

2019年 令和元年 7月1日
 代表 河野史明

iF design award night 20182018年03月13日 09:19

 iF design award night 2018
先日お伝えしたiF賞のセレモニー、「iF design award night 2018」に参加して参りました!

↓↓↓当日の様子はぜひこちらをご覧ください。↓↓↓
https://ifworlddesignguide.com/if-design-award-2018#/awards-ceremony

↓↓↓製品はこちら↓↓↓
https://ifworlddesignguide.com/entry/230249-jpg-x100

受賞した炊飯ジャーの開発において、賞の獲得が前面で語られことはほとんど無かったと記憶しておりますが、それに相応しい高い美意識をどうしたら維持し、どうやったら製品に反映できるか、、。それらの理念は明文化され、常に共有され、10年以上の年月をかけて練り上げられたものでした。
ユーザーインターフェイスデザインにおいても、使いやすいことはもちろん、喜びを持ってご愛用いただけるよう心を砕きました。

「賞」自体がお使いになる方々にとって直接的に意味を持つ時間はどのくらいでしょうか。ふと思い出した時の満足感程度のこともあるでしょう。
しかし、(その獲得を含めて)高い目標を意識して取り組むことの意義は大きく、成果がもたらす価値は想像を超えて行く、、。それらのことを、あらためて思っております。
dmc.
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