無料相談はじめました! ― 2024年04月01日 10:32
デザインでお悩みの皆さまこんにちは!
デザインの現場に関わって40年近くなります。惰性はとても恐ろしいので、自分のプレゼンを動画にして見返したり、キャリアを振り返ったりを定期的にしています。おでかけ前に鏡に向かうイメージですね、失礼はないかと。
そうして現在認識している自己イメージは、、
「商売がヘタすぎるデザイナー」
関わった製品が獲得したグッドデザイン賞は100を優に超えて、世界三大デザイン賞のドイツiF賞でも複数回入賞して、15年超えのロングセラーをデザインしてて、30年たっても現役で、先日はユーザー投票で年間一位を取ったデザイナーなのに、家賃の支払いを毎月心配するような状況で決して豊かにならない、まったく商売ベタにも程がある、、という。
デザイン相談はじめます!
いやほんとうにビジネスセンスない。なんでこれで売れるデザインがつくれるのか分かりません。でも売れてるんです、デザインしたものは。
やっぱりデザイナーも豊かにならないとデザインする人が居なくなってしまいます。私程度のデザイナーでもそこそこ食べて行けます、というのを示さなくてはと思うんですが。後進の諸君には大変申し訳ございません。。m(__;)m
いやほんとうにビジネスセンスない。なんでこれで売れるデザインがつくれるのか分かりません。でも売れてるんです、デザインしたものは。
やっぱりデザイナーも豊かにならないとデザインする人が居なくなってしまいます。私程度のデザイナーでもそこそこ食べて行けます、というのを示さなくてはと思うんですが。後進の諸君には大変申し訳ございません。。m(__;)m
・・・と、自己を振り返ってみて、あらためて人さまに差し出せるものを考えました。それは決してビジネス的な施策ではなく、「その商品はどんなデザインを企てたら良いか」ということだと思います。ここは「お得ですよ結果出しますよ」と言えます。
グッドデザイン、ドイツiF賞その他多数の受賞の実績は、プロにも評価される、ブランド力を底上げするデザインの証です。
また、15年超えのロングセラーやユーザーランキング年間一位の獲得など、実際に売れるデザインは経営を安定させ次の施策を後押しします。
また、15年超えのロングセラーやユーザーランキング年間一位の獲得など、実際に売れるデザインは経営を安定させ次の施策を後押しします。
ということで、デザイン相談はじめます。→問い合わせ先
ふんわりとしたことでいいので(うちの商品どうしたらいいだろう・・)と思われたら、日用品でも工業製品でも飲食物でもアパレルでも、何でもご相談ください。
初回無料!ふんわりとしたことでいいので(うちの商品どうしたらいいだろう・・)と思われたら、日用品でも工業製品でも飲食物でもアパレルでも、何でもご相談ください。
その後も安いです。多分。(商売ヘタだから・笑)
ご相談お待ちしていますm(^^)m
※画像は「良いデザインするのに商売はダメなデザイナー イケメン」
イケメンてわざわざ入れたのに若い女性の絵になりました。
微妙にAIの差別意識が見えますね(この辺は問題になってるらしいです。余談)
そのデザインの雑用、承ります ― 2024年04月03日 18:45
デザインでお困りの皆さまこんにちは^^
ちょっと前から「家事には相応の労働的価値がある」という見方が広まっております。この話の中で「雑用とひと括りにされる労働は、実はひとつひとつ専門性の高い業務である」というのがありました。カリスマ家政婦のタサン志摩さんのように、家事の対価をきちんと請求出来る方も沢山登場しています。
またビジネス書の類いには「雑用の仕方で仕事が出来るかどうかが分かる」や「雑用をひとつひとつの業務に分解する事で効率と品質が上がる」といった話を繰り返し見つける事が出来ます。
雑用にチャンスあり?
私の若い時は「雑用にチャンスが潜んでいる」と信じていました。実際、雑用から信頼を得て依頼に繋がった経験が複数回あります。
雑用を頼む側からしますと、ざっくりとした全体像の段階でお願いしたい。そういう段階だからこそ価値は低く見積もりがち。業務を分解して指示する作業は面倒くさい、などなど。
請ける方は、それらのふわっとしたものを丸ごと引き受けて整理してお返しする。そのレスポンスの気持ちよさを味わって頂く。そして、整理されたものをみれば、次にする事が見えてくる、という。
雑用は頼む方も、頼まれる方も、気持ちよく仕事が出来るパートナーかどうかが分かる便利な仕事だったのでした。
雑用が頼みにくい世の中
しかし、今は雑用係は一生雑用しかしない、と言う就労形態が可能になりました。また、それまで雑用として一括りだったものが細分化され仕事として発注されるようになりました。そうやって少しづつ曖昧な指示や依頼が忌避されるようになったことで、雑用に付随していたチャンスも削がれてきたと思います。
では、雑用はなくなったのでしょうか‥?
ちょっとだけ〇〇したい、ついでに〇〇したい、気になってたあれも〇〇したい、、そういうちょっとした用事は、うつでもあり続けていると思います。少なくともデザインの現場ではよく見かけます。これが気軽に頼めたら安心だなぁ、、と思います。
そこで、デザインの雑用を大募集します!
【デザインの雑用承ります】
今ある名刺のロゴを差し替えたい、いつものパンフレットちょっとだけデザイン変更したい、イベント告知のチラシつくりたい、インスタのアイコン整えたい・・。プロにいちいち頼むほどでもないけどデザインの良し悪しが大切な雑用ってありますよね?
そういう「デザインの雑用*」を小額で気軽にいつでも何度でも頼めるサービス、実はしております。お気軽にお尋ねください。(問い合わせ先はこちら)
※月額¥55,000〜(R5年4月現在・要相談)
※対応出来る数に限りがあります。あらかじめご了承ください。
そういう「デザインの雑用*」を小額で気軽にいつでも何度でも頼めるサービス、実はしております。お気軽にお尋ねください。(問い合わせ先はこちら)
※月額¥55,000〜(R5年4月現在・要相談)
※対応出来る数に限りがあります。あらかじめご了承ください。
デザイナーのイメージ ― 2024年04月05日 17:31
デザインを頼みたいけれどどのタイミングで頼めばいいかお悩みの皆さまこんばんは^^
怖いデザイナーのイメージ
少し前に、「デザインを頼むことに心理的ハードルがある」とある企業オーナーさまが仰っていました。うかつに相談すると色々と怒られそうだ、頼むこちら側もきっちりと作り込んでから頼まないといけない気がする、と。
ちなみに、デザイナーにどんなイメージをお持ちかを伺うと、メディアで見かけるスーパーデザイナーの印象が強かったようです。そして、無名でも「縦襟でちょっとすかしてて写真はモノクロ」みたいな印象をデザイナーにお持ちでした。「巨匠イメージ」、健在なんですね。
デザイナーっていくつか象徴的なイメージがありますが、最近のプロダクトデザイナーは「丸眼鏡をかけ髭を生やしたおじさん」というのも典型の一つだそうで。
AIもそんな感じに描いてくれました(笑
外観のイメージはともかく、気軽に頼めることと仕事のクオリティが相反するように思われて(思わせて)いるのは良くないことだと思いまして、フレンドリーで頼みやすく結果を出しているデザイナーは沢山いらっしゃいますよ、タイミングを意識すればスムーズに頼めますよとお伝えしました。
ではどんなタイミングが良いのでしょう。次回はその辺りをお話します。
デザインするタイミング ― 2024年04月08日 10:13
デザインを頼みたいけれどどのタイミングで頼めばいいかお悩みの皆さまこんにちは^^
前回、デザイナーに心理的ハードルがある方に、フレンドリーで頼みやすく結果を出しているデザイナーは沢山いらっしゃいますよ、タイミングを意識すればスムーズに頼めますよとお伝えしました。
デザインの頼みやすさはタイミング次第
思い返しますと、この「頼みやすさ」ってとても重要なことだと思います。まず、この「頼みやすさ」はデザイナーのキャラクターという属人的なところが大きく左右します。依頼者を萎縮させるのはもってのほかですが、気さくで気が合うだけど頼りないかもしれないですし。頼りがいと安心感と、両方感じさせるキャラクターが望まれるでしょう。
そして実は「デザインを相談するタイミング」によって頼みやすさは大きく変わってくるんです。デザイナーのキャラクターに関わらず、デザイナーなら応えられる、力を発揮出来る相談かどうか、これがデザイン相談のタイミングによるんですね。
それではどのタイミングがいいのでしょう。
ひとくちに「デザイン」といっても、商品開発から販売、廃棄に至るまでの間に沢山の「○○デザイン」があります。そこで、企業オーナー目線からみた商品開発に関わる各役割(一般的な例)をAIにリストアップしてもらいますと、、
ーーーーーーーーーーーー
・市場機会の特定:市場調査と分析を行い、事業機会を特定する。
・ビジネス戦略の策定:製品の目標市場、価格設定、販売戦略を含む全体的なビジネス戦略を策定する。
・資金調達と予算管理:開発、生産、マーケティングのための資金を確保し、予算を管理する。
・製品開発の監督:デザインと開発プロセスを監督し、目標と予算に合致するか確認する。
・製造とサプライチェーンの管理:製造プロセスとサプライチェーンを管理し、コスト効率と品質を保証する。
・ブランド戦略とマーケティング:ブランド戦略を定義し、マーケティングと広告活動を計画・実施する。
・販売チャネルと流通の最適化:効率的な販売チャネルと流通ネットワークを確立する。
・顧客関係の構築と維持:顧客サポートと関係管理を通じて顧客満足とロイヤリティを高める。
・市場反応の分析と対応:市場のフィードバックを分析し、製品や戦略の改善に反映する。
・法規制とコンプライアンスの遵守:製品が関連する法規制と業界の標準に準拠していることを確認する。
・サステナビリティと倫理的責任:製品の環境への影響を考慮し、サステナブルな生産と廃棄プロセスを実施する。
ーーーーーーーーーーーー
これらのプロセスは一般論であり、結果を振り返って行程を整理したものです。ですので実際の現場では様々なパターンがあり、進行も同時並行的に、また職人技的に進んでいるでしょう。(冒頭のオーナーさまも、この行程をほぼお一人で同時並行的に進められているスーパーな社長さまでした。)
「どんな商品にするか」と「どう売るか」
あらためて上のプロセスをざっくりまとめますと、、
・どの市場で行うか
・どんな商品にするか
・どう調達するか
・どう売るか
・どう守るか
の5つの分類があります。
その中で、「どんな商品にするか」と「どう売るか」、このどちらかで「デザインが必要だと判断したタイミング」で相談する事をおすすめします。
理由は二つ。
・どちらもデザインが良く効く分野。
・デザインの知見、先例が沢山ある。
どんな商品にするか
こちらは、商品がはっきりしている場合とそうでない場合があると思いますが、いずれでも問題ありません。イメージの解像度を上げて行くプロセスはデザインの得意とする所です。また、新規性がないからという理由で遠慮なさらないでください。むしろ新規性がない商品の方がデザインが効かせやすいことも多いです。
「どんな商品にするか」は、イメージの解像度に関わらず商品をデザインすべきとご判断した段階でデザイナーに相談するのがよいでしょう。
どう売るか
こちらは、一般的には商品がはっきりとした段階です。従って売り方もある程度はっきりしている事と思います。したがって「どう売るか」は、必要な施策を整えた段階でデザイナーに相談するのがよいでしょう。
事業をどうするかはオーナーさまのものです。とはいえ、課題をほぐすのもデザイナーの得意分野なので、ざっくりと(こんな商品にしたい)とか(こんなふうに売りたい)というイメージをデザイナーと共有出来たら良いですね。よい信頼関係を築ければ、デザインで解決出来る事と事業の主体者がなすべき課題を整理してくれるはずです。お試しあれ。
思い返しますと、この「頼みやすさ」ってとても重要なことだと思います。まず、この「頼みやすさ」はデザイナーのキャラクターという属人的なところが大きく左右します。依頼者を萎縮させるのはもってのほかですが、気さくで気が合うだけど頼りないかもしれないですし。頼りがいと安心感と、両方感じさせるキャラクターが望まれるでしょう。
そして実は「デザインを相談するタイミング」によって頼みやすさは大きく変わってくるんです。デザイナーのキャラクターに関わらず、デザイナーなら応えられる、力を発揮出来る相談かどうか、これがデザイン相談のタイミングによるんですね。
それではどのタイミングがいいのでしょう。
ひとくちに「デザイン」といっても、商品開発から販売、廃棄に至るまでの間に沢山の「○○デザイン」があります。そこで、企業オーナー目線からみた商品開発に関わる各役割(一般的な例)をAIにリストアップしてもらいますと、、
ーーーーーーーーーーーー
・市場機会の特定:市場調査と分析を行い、事業機会を特定する。
・ビジネス戦略の策定:製品の目標市場、価格設定、販売戦略を含む全体的なビジネス戦略を策定する。
・資金調達と予算管理:開発、生産、マーケティングのための資金を確保し、予算を管理する。
・製品開発の監督:デザインと開発プロセスを監督し、目標と予算に合致するか確認する。
・製造とサプライチェーンの管理:製造プロセスとサプライチェーンを管理し、コスト効率と品質を保証する。
・ブランド戦略とマーケティング:ブランド戦略を定義し、マーケティングと広告活動を計画・実施する。
・販売チャネルと流通の最適化:効率的な販売チャネルと流通ネットワークを確立する。
・顧客関係の構築と維持:顧客サポートと関係管理を通じて顧客満足とロイヤリティを高める。
・市場反応の分析と対応:市場のフィードバックを分析し、製品や戦略の改善に反映する。
・法規制とコンプライアンスの遵守:製品が関連する法規制と業界の標準に準拠していることを確認する。
・サステナビリティと倫理的責任:製品の環境への影響を考慮し、サステナブルな生産と廃棄プロセスを実施する。
ーーーーーーーーーーーー
これらのプロセスは一般論であり、結果を振り返って行程を整理したものです。ですので実際の現場では様々なパターンがあり、進行も同時並行的に、また職人技的に進んでいるでしょう。(冒頭のオーナーさまも、この行程をほぼお一人で同時並行的に進められているスーパーな社長さまでした。)
「どんな商品にするか」と「どう売るか」
あらためて上のプロセスをざっくりまとめますと、、
・どの市場で行うか
・どんな商品にするか
・どう調達するか
・どう売るか
・どう守るか
の5つの分類があります。
その中で、「どんな商品にするか」と「どう売るか」、このどちらかで「デザインが必要だと判断したタイミング」で相談する事をおすすめします。
理由は二つ。
・どちらもデザインが良く効く分野。
・デザインの知見、先例が沢山ある。
どんな商品にするか
こちらは、商品がはっきりしている場合とそうでない場合があると思いますが、いずれでも問題ありません。イメージの解像度を上げて行くプロセスはデザインの得意とする所です。また、新規性がないからという理由で遠慮なさらないでください。むしろ新規性がない商品の方がデザインが効かせやすいことも多いです。
「どんな商品にするか」は、イメージの解像度に関わらず商品をデザインすべきとご判断した段階でデザイナーに相談するのがよいでしょう。
どう売るか
こちらは、一般的には商品がはっきりとした段階です。従って売り方もある程度はっきりしている事と思います。したがって「どう売るか」は、必要な施策を整えた段階でデザイナーに相談するのがよいでしょう。
事業をどうするかはオーナーさまのものです。とはいえ、課題をほぐすのもデザイナーの得意分野なので、ざっくりと(こんな商品にしたい)とか(こんなふうに売りたい)というイメージをデザイナーと共有出来たら良いですね。よい信頼関係を築ければ、デザインで解決出来る事と事業の主体者がなすべき課題を整理してくれるはずです。お試しあれ。
デザイナーをうまく使う ― 2024年04月10日 14:05
デザインで飛躍を企む皆さまこんばんは^^
前回、デザイナーには「どんな商品にするか」と「どう売るか」の二つのタイミングが頼みやすいですよ、というお話をしました。
これは、デザイナーがブランド構築に深くかかわり、従って良し悪しを大きく左右する分野そのものです。
あらためてデザイナーと依頼者(企業オーナーなど)の関わりが深いところをあげますと、、
・製品開発とデザイン
・ブランディングとマーケティング
・ブランディングとマーケティング
の2分野です。それぞれの役割をみておきましょう。
製品開発とデザイン
デザイナー:製品のコンセプト、UX、形状、機能、材質、UI等を策定。
デザイナー:製品のコンセプト、UX、形状、機能、材質、UI等を策定。
依頼者:製品を市場戦略と統合。
両者:デザイナーとオーナーは定期的なコミュニケーションにより、市場ニーズと製品コンセプトの一致を確認し、互いの視点を統合する。
両者:デザイナーとオーナーは定期的なコミュニケーションにより、市場ニーズと製品コンセプトの一致を確認し、互いの視点を統合する。
ブランディングとマーケティング
デザイナー:ブランドイメージを構築。
デザイナー:ブランドイメージを構築。
依頼者:これを全体的なビジネス戦略に組み込む。
両者:ブランド戦略を共同で計画し、デザインとマーケティングの一貫性を保つことで、市場におけるブランドの位置づけを強化する。
両者:ブランド戦略を共同で計画し、デザインとマーケティングの一貫性を保つことで、市場におけるブランドの位置づけを強化する。
上のように書きますと、やっぱり敷き居の高さが出ますね。(前々回参照)
信頼出来るデザイナーを見つける事が大切だと拝します。そのためには、ひとつひとつの具体的なデザイン課題を頼んで見るのがよいでしょう。(結論がめちゃくちゃポジショントークになってますが、本当にそう思います。)
本日、弊社は23周年の節目を迎えました! ― 2024年04月12日 14:21
2001年の4月12日に会社を設立しました。以来、ご愛顧を賜っておりますクライアントさまがいなければ存在し続ける事は出来ませんでした。心からの感謝を申し上げます。ありがとうございます!
慈愛をもって助けてくださる諸先輩方、愉快で大切な畏友たち、そして惜しみない協力をしてくれる協力会社の皆さま、心からの感謝を申し上げます。
今日、あの日のギラッとしたものがまだ心の中で光彩を放っております。その記憶は、かつては「至らなさの裏返し」と思うこともありました。しかし、年月を重ねて見ると、この些細な個人的な源泉が本日まで枯渇しなかった事に、ただならぬ符合と幸福を感じております。
この気持ちを忘れず、これからも鋭意頑努力して参りますので、今後ともご高導賜ります様よろしくお願い申し上げます。
「今の普通」にアップデートする大切さ ― 2024年04月15日 15:33
いまさらデザインしても、、とお考えの皆さまこんにちは^^
弊社の23周年ということであらためて振り返りますと、大変ありがたい事に、UIとプロダクトの両方で、ずっと現場にいさせてもらいました。修業時代を含めますと30年以上が経っています。もうとっくに若手ではありませんが、かといって貫録もベテラン感もまだちょっとありません。
しかし、世の中がアナログからデジタルへ、手書きからコンピューターへ、さらにPCからスマホへ、、と、目まぐるしく変遷する間の、UIと製品の複雑化の過程をリアルに体感していることに驚きます。
そしてそれこそ「強み」なんじゃないの?と、プロ経営者のK女史に言われまして、あ、確かに!となりました。
そしてこの経験は、最先端とは言えない製品の(従ってほとんどの製品の)、いかに「おいてけぼり」をなくして気持ちよく使ってもらえるか、という課題にめちゃくちゃ活かせる!と改めて思っております。
弊社のUIデザインでは、限られたリソースや動かしがたい前提の中でも充分に効果*を発揮する方法を確立しています。
たとえば、既に実績のある機器のリデザインは慎重になりがちですが、きちんとアップデートして行く努力が大切です。これまでの使用者を尊重しながら、同時に「今の普通」を機器に体現させることは、デザインのすべき仕事でしょう。
ぜひ、私を貴社の役に立たせて下さい。ご相談をお待ちしております。
*「効果」には、機能面(視認性・操作性・確実性...)と、アイデンティティ(認識性・安心感・愛着...)があります。
弊社の23周年ということであらためて振り返りますと、大変ありがたい事に、UIとプロダクトの両方で、ずっと現場にいさせてもらいました。修業時代を含めますと30年以上が経っています。もうとっくに若手ではありませんが、かといって貫録もベテラン感もまだちょっとありません。
しかし、世の中がアナログからデジタルへ、手書きからコンピューターへ、さらにPCからスマホへ、、と、目まぐるしく変遷する間の、UIと製品の複雑化の過程をリアルに体感していることに驚きます。
そしてそれこそ「強み」なんじゃないの?と、プロ経営者のK女史に言われまして、あ、確かに!となりました。
そしてこの経験は、最先端とは言えない製品の(従ってほとんどの製品の)、いかに「おいてけぼり」をなくして気持ちよく使ってもらえるか、という課題にめちゃくちゃ活かせる!と改めて思っております。
弊社のUIデザインでは、限られたリソースや動かしがたい前提の中でも充分に効果*を発揮する方法を確立しています。
たとえば、既に実績のある機器のリデザインは慎重になりがちですが、きちんとアップデートして行く努力が大切です。これまでの使用者を尊重しながら、同時に「今の普通」を機器に体現させることは、デザインのすべき仕事でしょう。
ぜひ、私を貴社の役に立たせて下さい。ご相談をお待ちしております。
*「効果」には、機能面(視認性・操作性・確実性...)と、アイデンティティ(認識性・安心感・愛着...)があります。
「デザインの言葉」 ― 2024年04月17日 10:28
デザインとは何か、答えを探されてる皆さまこんにちは^^
このブログのタイトル「デザインの言葉」は、「デザイン」というもやっとしたものをしっかりと捕まえたくて付けたタイトルです。最近良く耳にする「言語化」というコンセプトですね。
「言語化」が浸透するはるか以前に付けたので、「先見の明があったな」と自画自賛したいところですが、実は大学の最初の授業で、教授の発した以下の問いが原点です。
「デザインとは何でしょうか」
当時の教授の説明は(恐らくは意図的に)明快ではなく、諸君もこの答えを探してみよ、というものでした。この問いは、入学したてのふわふわした私たちの脳内をさーっと抜けて行くはずの、儀礼的なオリエンテーションの一部でした。ですので一度は忘れたのですが、時間が経つにつれて印象深い光景として記憶されるようになりました。(「記憶」の仕組みを考えますと、事実からは相当変容していると思います。)
以後、著名なデザイナーの「デザインとは○○○」というエピソードを聴くたびに記憶していきました。ピント来るものもさっぱり分からないものもありましたけれど、それ自体愉快なことでした。
そして。
私自身の答えを持つようになりました。
一言で言うと
「デザインは贈り物」
行為をかみ砕いて言うと
「自分以外の誰かのために創意工夫する事」
時々振り返って吟味しますが、今のところこれ以上の表現は見つかっていません。
ですが、もうちょっと平易でかつ芯を捉えた言葉があったら、、と思っています。
それから、「ビジネスとしてのデザイン」という見方だと、上の表現はもの足りないところがあります。企業にとっての価値とか、問題解決の力強さとか、そういうところですね。これも宿題です。
そこで、先人の言葉をあらためてなぞって見よう、と思っています。
詩・デザイン ― 2024年04月17日 12:39
デザインがお好きな皆さまこんにちは^^
前回は「デザインとは何か」という問いについて、そのきっかけや現在の答についてお話しました。もう一度先人たちの言葉をなぞろう、と申しました通り、いくつか記憶に残っているものをあげて行こうと思います。
「デザインとは詩である」マリオ・ベリーニ(伝)wiki
(伝)と付けましたのは、原典が分からないためです。修業時代の最初の上司が教えてくれました。ところが私は全くといっていいほど詩を解せなかったため、(かっこいい言い回しだな、、)以上の感想は持てませんでした。ただ確かに、ベリーニ氏によってデザインされた家具や装置を並べた空間にいる中で、「デザインは詩だ」といわれたら、なんとなく(そうかも)と思える気もしました。造形の魅力のなせる技でしょう。
のちに実際にさわる機会があり、ちょっと印象が変わりました。この椅子はこうあるべき、この装置はこう使うべき、という明快で美しいビジョンがあるのです。これは本当に凄い事です。天才の仕事だな、と感服します。デザイナーが「作品」で表す世界、それが「詩」なのだ、と腑に落ちたのです。
しかし、この「美しい所作への意識」が、私には重く感じられました。否定的に言うと、親切ではないんです。(当時の90年代の時代感もあってそう感じたかもしれません。)
私という人間は「美しいけれど親切ではないものは嫌だ」と思うのだ、と気付く貴重な体験でした。そうして私は、「美しいことが親切であることを犠牲にしない」という指針を得たのでありました。
ちなみに、前後して「CI」等の「ブランドの世界観」を表すことがデザインの仕事としても目立ってきます。デザイナーが世界観を作ろうと思う時、「デザインは詩である」という視点はとても使いやすいメタファーだったでしょう。流石です。
デザイン・生活 ― 2024年04月19日 18:40
デザインがお好きな皆さまこんにちは^^
先人の言葉をもうひとつ。
「デザインは生活のためのものだ。この点だけは絶対に譲るつもりはない。」ジョルジオ・アルマーニ
これはNewsWeekに掲載された、インタビュー「美は東洋にあり、だ」を締めくくる言葉でした。
インタビューでは東洋の生活様式の知恵、ミニマリズム、洗練されたデザインの製品は全て極東で作られているみこと、東洋ではデザインが日常生活に溶け込んでいるなど、東洋への憧れを隠さず語っています。
アルマーニのスーツはバブル世代のアイコンのひとつだったので、バブル的な高額高付加価値なイメージを持っていましたので、ちょっと新鮮な印象だった記憶があります。
でも仰ってることはすっと入ってきました。
そう、「デザインは生活のためにある」、です。
話とびますが、アップルのスティーブ・ジョブズがソニーに憧れ、日本を愛し、日本の美を標榜していた話は有名ですよね。アップルは普通の人向けにコンビューターを作ったことが革新的でした。普通の人向けだからこそデザインが大切なのだ、ということを強く行動で示し続けた方でした。
ここでの「普通の人」は、アルマーニ氏における「生活する者」に類すると思います。
この二例から結論を出すのは拙速ですが、日本的な美意識が共鳴する方向性というものを感じてしまいます。シンプルで便利で合理的な生活、といいましょうか。(アルマーニ氏は「ピュア」を使っていました。)
アルマーニ氏は冒頭の言葉の前に、若手デザイナーに言いたい事としてこう仰っていました。
「デザイナーの仕事はサービスを提供することであり、今まで誰もやっていないことをやってみせることじゃない。誰もやっていないとしたら、やる必要がなかったからだ。そんなものを作っても、デザイナーの自己顕示欲を満足させるだけで、役には立たない。」
ぶった切ってますね。
私はこの怒気を含んだメッセージに心強さを覚えたものでした。
「デザインは生活のためにある」
今も大切にしています。
先人の言葉をもうひとつ。
「デザインは生活のためのものだ。この点だけは絶対に譲るつもりはない。」ジョルジオ・アルマーニ
これはNewsWeekに掲載された、インタビュー「美は東洋にあり、だ」を締めくくる言葉でした。
インタビューでは東洋の生活様式の知恵、ミニマリズム、洗練されたデザインの製品は全て極東で作られているみこと、東洋ではデザインが日常生活に溶け込んでいるなど、東洋への憧れを隠さず語っています。
アルマーニのスーツはバブル世代のアイコンのひとつだったので、バブル的な高額高付加価値なイメージを持っていましたので、ちょっと新鮮な印象だった記憶があります。
でも仰ってることはすっと入ってきました。
そう、「デザインは生活のためにある」、です。
話とびますが、アップルのスティーブ・ジョブズがソニーに憧れ、日本を愛し、日本の美を標榜していた話は有名ですよね。アップルは普通の人向けにコンビューターを作ったことが革新的でした。普通の人向けだからこそデザインが大切なのだ、ということを強く行動で示し続けた方でした。
ここでの「普通の人」は、アルマーニ氏における「生活する者」に類すると思います。
この二例から結論を出すのは拙速ですが、日本的な美意識が共鳴する方向性というものを感じてしまいます。シンプルで便利で合理的な生活、といいましょうか。(アルマーニ氏は「ピュア」を使っていました。)
アルマーニ氏は冒頭の言葉の前に、若手デザイナーに言いたい事としてこう仰っていました。
「デザイナーの仕事はサービスを提供することであり、今まで誰もやっていないことをやってみせることじゃない。誰もやっていないとしたら、やる必要がなかったからだ。そんなものを作っても、デザイナーの自己顕示欲を満足させるだけで、役には立たない。」
ぶった切ってますね。
私はこの怒気を含んだメッセージに心強さを覚えたものでした。
「デザインは生活のためにある」
今も大切にしています。
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