「AIアシスタント」は来るのか2024年08月07日 10:22

みなさまこんにちは^^

先日来お話のネタにしている入院体験から、最後のお話しです。
入院は3泊4日でした。その間、主治医、口腔外科医、麻酔医、手術室内の看護師看護助士の方々、当直のドクター、病室の看護師看護助士の方々、薬剤師、事務員さん清掃員さんと、直接関わった方だけでも20名あまりの方にお世話になりました。
総じて安心して過ごす事が出来、過去5回の入院体験*の中でもトップクラスの好印象でした。

今回の好印象の要因は以下の二点です。

1:情報共有がされている
2:スタッフの機嫌と雰囲気がよい

「インフォームドコンセント」というような、医療側と患者側のコミュニケーションは特段のものは感じませんでした。(これは治療の内容が明確だったからだと思います。)
一方、大勢の医療スタッフが私についての情報を共有、申し送りがなされていることが感じられました。例えば、私の状態を勤務交代した看護士さんが把握していたり、コメントが伝わっていたりしました。この点、誰かに言えばみんなに伝わる、という信頼感は、心身が弱っている時には特に、大きな安心として感じられました。

また、機嫌がよくスタッフ間の会話に明るい雰囲気があることが、少しでも不安を和らげる装置として効果があったと思います。

これらは組織的努力があってのことでしょう。
看護士さんはパソコンと医療具の乗ったワゴンを押していまして、バイタルの数値入力と経緯の確認などなさっていました。逐次申し送りやドクターの指示をそこでも確認出来るのかもしれません。
また詳細なアンケートが有りました。現場の空気をどうしたいのか、ということを共有、確認しているのだと拝しました。

さて、私はそんなことを感じながらも、いずれそうなると言われている「AIアシスタント」ははたして「来る」のだろうか、、と考えていました。

結論で言いますと、来るかどうかは別にして、「あり」だな、と思いました。
現在のワゴン上のパソコンがAIに置き変わるのは自然なことと思います。
情報共有と確認の負担が減れば減るほど、スタッフは「人間としての振るまい」に集中出来ます。
そして、反応に迷う場面でもサジェスチョンをヒントによりよい選択肢を(少なくとも最悪ではない選択肢を)選べる可能性が高まります。これは「あり」だと思います。

その先の「ロボット」も、経済合理性の中から出現する可能性も高いです。ここは「人間的振るまい」が、感受性の高まった患者に受け入れられるかどうかがポイントです。
多くのSF映画がその可能性を示していますので、そんな現場もいずれ出現するのでしょうね。

※全身麻酔の手術入院が4回、コロナ入院が1回

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