下り坂のダイナミズム ― 2024年05月22日 17:32
縮小市場での商品開発にお悩みの皆さまこんにちは^^
ベビー洋品店の「西松屋」の戦略が凄い、というのは数年おきにニュースになっていまして、つい先日もこんな記事(なぜ西松屋はいつもガラガラなのに潰れないのか? 他店とは全然違う「売らなくていい」驚愕の店づくり)がありました。AIによる概略は以下の通りです。
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西松屋は、少子化にもかかわらず成長を続けているベビー・子ども用品チェーンストアで、その成功の秘訣は「売らなくていい」店舗作りにある。
西松屋の多くの店舗は郊外の住宅地に位置しており、広い敷地を持ちながらも来店客は少ない。これは、混雑を避けるためで、小さい子供を連れた親が快適に買い物できる環境を提供するため。また、売上が増えると新たな店舗を近隣に開店し、顧客を分散させることで、店舗オペレーションの効率性を保つことを優先している。
さらに、店舗運営においては、人件費を抑えるために店長が複数店舗を管理できるようなシステムを導入している。これにより、一人の店長が複数店舗の運営をスムーズに行うことが可能となり、コスト削減を実現している。
このような戦略により、西松屋は少ない来店客数でも利益を上げ、持続可能なビジネスモデルを構築している。
コメリやフード&ドラッグも同等の戦略で成功している事例である。
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縮小して行く市場の中で勝ち続ける戦略の実例は輝いて見えますし、残存者利益を積極的に取りに行くのも凄い事だと思いました。
以前デイトレードをする方に聞いた話なのですが、変動があれば上げても下げても儲けは出せるそうです。(たとえば、有る銘柄を信用取引で売っておいて株価が下がったら買い戻すと差額が利益になる等)
いま展開している市場が縮小傾向にあるならば、その悲観的な未来予想図から商品展開を考えるのは必要な事だと思っています。
ところで、使用者が人生の後半を迎えている場合は、その方たちに向けた商品開発も大切です。この商品開発においても「下り坂のダイナミズム」が利いているからです。ご興味がありましたらぜひこちらもご覧ください。
竹のカップ ― 2016年01月17日 09:52
一昨年、谷中の竹細工やさん「竹工芸 翠屋」で求めた竹のカップです。
高さ100mm、直径は55mm前後(一番上の縁が59mmくらい)、120cc程入って重さ50g。小さめなビアグラスといったところでしょうか。
縁や底は節のかたちを何気なく取り入れているところが、なんといいますか、「渋い」ですね。
使いたい魅力があって、力の弱い手で軽く持てて、落としても大丈夫、を期待して1年半ほど使ったところです。
木質カップの全てで言える事ですが、素材の風味が強く主張します。「曲げわっぱと日本酒」のように、それが良さにもなる場合もあるでしょうけれど、気になる方は多いと思います。実際、水以外の飲みものでは使いにくく出番が限られていました。
しかし最近ようやくこなれてきまして、コーヒーやノンアルコールビールなどで使えるようになりました。
素材のままのものですので、伝統的な茶器の下ろし方(茶で煮る、など)をするともっと早くこなれたのかもしれませんね。
安価で味わいのある竹のカップ、おすすめです。
opuna 神奈川新聞に掲載されました! ― 2015年09月02日 13:08
8月30日にスタートしたopunaですが、神奈川新聞に掲載して頂きました!
シンプルに「楽しんで欲しい」が伝わればいいなと思っていましたが、まさかの大きさで愛のある記事、感激しました。S記者に感謝です。
しかも一面にカラー写真まで!
早速新聞を見たよ、と注文を下さる方がいて重ねての驚き。嬉しいです。
さて、それ以前に「opunaって何?」と言う方もいらっしゃると思いますが、これは握力のないある方に出会い、デザインさせて頂き、世に出ることとなりました。福祉機器ではありますが、ちょっと変わったで座員を楽しんで貰えたらと思っています。
ご購入はこちらまで!:dmc.stores.jp/
opuna いよいよスタートです! -工場見学とopuna体験つきオープニングレセプション- ― 2015年07月29日 12:17
日時:8月30日 16時レセプションスタート
(工場見学11時〜・opuna体験17時〜)
会場:チバプラス成型工場
東京都墨田区堤通2丁目1−1
みなさまこんにちは!
dmc.はこのたび、opunaというブランドを立ち上げ、その第一弾としてオリジナルデザインのスプーン&フォークを発売することにいたしました。
このスプーン&フォークは、元はとても個人的なデザインで、握力の弱くなったある方のためにデザインしたものが始まりです。
しかし、その方がこれを望むようになられた背景が凄かった。私はすっかり感化されてしまい、デザインでできること、私で良ければさせて貰いたいな、と思ってしまったのです。
それは「デザインで選べる」を実現すること。
日常の消費の中では普通のことですが、それが当たり前ではない市場もあるんですね、だからこれをopunaのミッションにします。
「デザインで選べる」ということはこのスプーン&フォークは選ばれないかもしれない。でもそれでいいんです。それがいいんです。「これしか選ぶものがないよ」という状況を変えたいのですね。それで、その上でopunaを選んでもらえたら最高に嬉しいです。
それから、このスプーン&フォークは、発売までに何度も行き詰まり、その度に沢山の方が手を差し延べてくださいました。(ありがとうございます!)
ひとつのモノに、大の大人の篤いものが沢山詰まっている、、お恥ずかしい話ですが、知っているようで初めて強く体感しました。これも押しつけがましくなくお伝え出来ると良いなぁ、、と。
さて(前置き長くてすみません^^;)、opunaブランドのファーストプロダクト「スプーン&フォーク」の発表会を8月30日に行います!
会場は東京墨田区のチバプラス成型工場です。みなさまには工場見学とopuna体験をご用意してお待ちしております。職人さんたちの息使いの残る生産現場で、オールジャパンで作られたopunaをぜひ確かめて下さいませ!
【工場見学】
・11:00〜15:00
・上記の間のお好きなお時間にお越し下さい。
(見学は20分程度です。)
【レセプション】
・16:00〜17:00
・opunaが生まれてきたお話、opunaの目指す未来を、少しだけご紹介させて頂きます。
【opuna体験】
・17:00〜
・持ち方フリーなopunaスプーン&フォークを実際に使ってみてください。
【即売会】
・11:00〜終了まで
・少しですが会場にて先行販売いたします。贈り物にしていただける箱入りパッケージです。(このパッケージはちょっと凝りました^^)
【ご近所の良いところ】
・白鬚橋、東向島、曳舟、スカイツリー、浅草、、ぜひ遊びに来て下さい〜♪
工場見学だけ、レセプションだけ、opuna体験だけ、のご参加も大歓迎です。
ご参加くださる方はコメントかメールを頂けるととても嬉しいです。
チバプラス工場
東京都墨田区堤通2丁目1−1
・Googleマップ:http://ow.ly/Q1qdJ
・ストリートビュー:http://ow.ly/Q1qhu
・東武線東向島駅から徒歩12分
・京成線京成曳舟駅から徒歩20分
・駐車場がありません。お車でお越しの際はコインパーク等をご利用下さい。
※時間場所は予告なく変更する可能性があります。
イベント主催:有限会社ディーエムシー 河野史明
有限会社チバプラス 千葉勇希
(工場見学11時〜・opuna体験17時〜)
会場:チバプラス成型工場
東京都墨田区堤通2丁目1−1
みなさまこんにちは!
dmc.はこのたび、opunaというブランドを立ち上げ、その第一弾としてオリジナルデザインのスプーン&フォークを発売することにいたしました。
このスプーン&フォークは、元はとても個人的なデザインで、握力の弱くなったある方のためにデザインしたものが始まりです。
しかし、その方がこれを望むようになられた背景が凄かった。私はすっかり感化されてしまい、デザインでできること、私で良ければさせて貰いたいな、と思ってしまったのです。
それは「デザインで選べる」を実現すること。
日常の消費の中では普通のことですが、それが当たり前ではない市場もあるんですね、だからこれをopunaのミッションにします。
「デザインで選べる」ということはこのスプーン&フォークは選ばれないかもしれない。でもそれでいいんです。それがいいんです。「これしか選ぶものがないよ」という状況を変えたいのですね。それで、その上でopunaを選んでもらえたら最高に嬉しいです。
それから、このスプーン&フォークは、発売までに何度も行き詰まり、その度に沢山の方が手を差し延べてくださいました。(ありがとうございます!)
ひとつのモノに、大の大人の篤いものが沢山詰まっている、、お恥ずかしい話ですが、知っているようで初めて強く体感しました。これも押しつけがましくなくお伝え出来ると良いなぁ、、と。
さて(前置き長くてすみません^^;)、opunaブランドのファーストプロダクト「スプーン&フォーク」の発表会を8月30日に行います!
会場は東京墨田区のチバプラス成型工場です。みなさまには工場見学とopuna体験をご用意してお待ちしております。職人さんたちの息使いの残る生産現場で、オールジャパンで作られたopunaをぜひ確かめて下さいませ!
【工場見学】
・11:00〜15:00
・上記の間のお好きなお時間にお越し下さい。
(見学は20分程度です。)
【レセプション】
・16:00〜17:00
・opunaが生まれてきたお話、opunaの目指す未来を、少しだけご紹介させて頂きます。
【opuna体験】
・17:00〜
・持ち方フリーなopunaスプーン&フォークを実際に使ってみてください。
【即売会】
・11:00〜終了まで
・少しですが会場にて先行販売いたします。贈り物にしていただける箱入りパッケージです。(このパッケージはちょっと凝りました^^)
【ご近所の良いところ】
・白鬚橋、東向島、曳舟、スカイツリー、浅草、、ぜひ遊びに来て下さい〜♪
工場見学だけ、レセプションだけ、opuna体験だけ、のご参加も大歓迎です。
ご参加くださる方はコメントかメールを頂けるととても嬉しいです。
チバプラス工場
東京都墨田区堤通2丁目1−1
・Googleマップ:http://ow.ly/Q1qdJ
・ストリートビュー:http://ow.ly/Q1qhu
・東武線東向島駅から徒歩12分
・京成線京成曳舟駅から徒歩20分
・駐車場がありません。お車でお越しの際はコインパーク等をご利用下さい。
※時間場所は予告なく変更する可能性があります。
イベント主催:有限会社ディーエムシー 河野史明
有限会社チバプラス 千葉勇希
opunaを8月30日に発表します! ― 2015年07月17日 16:51
沢山の方の力によって「opuna」がいよいよ、本当に世の中に出て行くことになりました。心からの感謝を申し挙げます。
発表会は成型工場で行います。生産現場をぜひご覧になって頂き、opunaの出自を知って頂けると嬉しいです。
たかがモノなのですけれど、ちょっとイイモノに、頑張ってして行けたらな、と。
会場は東京墨田区のチバプラス成型工場で、みなさまには工場見学とopuna体験をご用意してお待ちしております。
職人さんたちの息使いの残る生産現場で、オールジャパンで作られたopunaをぜひ確かめて下さいませ!
※イベントは詳細が決定しましたらあらためて告知させて頂きます。
opunaは確かな目、丁寧な手で生産されています。
(千葉さんかっこいいー!)
発表会は成型工場で行います。生産現場をぜひご覧になって頂き、opunaの出自を知って頂けると嬉しいです。
たかがモノなのですけれど、ちょっとイイモノに、頑張ってして行けたらな、と。
会場は東京墨田区のチバプラス成型工場で、みなさまには工場見学とopuna体験をご用意してお待ちしております。
職人さんたちの息使いの残る生産現場で、オールジャパンで作られたopunaをぜひ確かめて下さいませ!
※イベントは詳細が決定しましたらあらためて告知させて頂きます。
opunaは確かな目、丁寧な手で生産されています。
(千葉さんかっこいいー!)
今テク昔デザイン ― 2015年04月06日 10:13
「今の技術を昔懐かしいデザインでパッケージ」のLED電球「Siphon」です。
パッケージ。
「Edison」は発明当時の雰囲気をイメージしているのでしょう。
フィラメント回りの造作。オレンジ色の棒状のものの中に小さなLEDが並べられています。
ガラスの内側にうっすらと金色の蒸着(風?)の着色が。
色温度2200Kはかなり黄色いですね。LED自体はもっと白いのかもしれません。
こちらは本当に古い(1940年代)真空管(RCA 2A3)のフィラメント回りの造作。左下にちらっと見える金属の蒸着は残留酸素を吸着するためのものです。戦勝後の豊かなアメリカの職人さんは良い仕事しています。いつ見ても綺麗だなぁ。
ところで、家具では意匠権が切れたプロダクトをリメイクするのは定着していますし、車や家電ではレガシーデザイン、レトロデザインは少なからず人気です。
モジュール化、オープンソース化、EV化などを背景にして、ベンチャーや中小規模のメーカーが「今テク昔デザイン」の商品開発にチャレンジする流れが、家具や自動車等に続いて定着するのでしょうか、、注目しています。(既には懐かしいデザインのEVバイクが出てきていますね。)
改めて私が「今テク昔デザイン」に価値があると思いますのは、、
・長く愛されるデザインを広く活用して残す
・低コストで良質の製品を提供
・高齢者や異文化圏の受容性
低コストとは「オープンソース」「モジュール」とともに「もととなるデザインがある」ことが(特に小規模開発においては)開発コストを圧縮することを指しています。もちろんザイン開発が不要ということではなく、スタートラインのアドバンテージがあるということですね。
高齢者や異文化圏の受容性とは、「昔ながらのあり方・使い方」が受け入れやすいと言うことです。どちらも「習慣」が重要な意味を持っていますが、既に知られている物には抵抗が低くなると期待出来ます。これは同時にUIを今テクに置き換える難しさを含んでいます。(例えば黒電話風のスマートフォンに無理があるように)UIを今テクに置き換えるのは丁寧な作業が必用ですね。
Siphonに話を戻しますと、何かのレプリカではなく、ムラッ気のある手仕事感や色づくりなど、「懐かしさ」を本物よりもイメージに従って少しオーバー気味に演出している感じがしますね。それは一つのあり方なのでしょう。
再始動、します。Spoon&Fork ― 2015年02月03日 19:16
2010年、ひとつの出会いから始まったプロジェクトがありました。
沢山の方に助けられて、試作ができ、ご好評を博したのにも関わらず力及ばずに製品化出来ず、、。
その後も何度か消えかかったのですが、その都度助けて下さる方が現れ、ついに製品化の道筋がたちました。
今年の前半には、正式なリリースをさせて頂けると思います。
もう嬉しくって、CGを披露いたします!(笑
過去記事:試作が出来ました!「free x FREE スプーン&スプーンフォーク」
http://dmc.asablo.jp/blog/2011/10/04/
沢山の方に助けられて、試作ができ、ご好評を博したのにも関わらず力及ばずに製品化出来ず、、。
その後も何度か消えかかったのですが、その都度助けて下さる方が現れ、ついに製品化の道筋がたちました。
今年の前半には、正式なリリースをさせて頂けると思います。
もう嬉しくって、CGを披露いたします!(笑
過去記事:試作が出来ました!「free x FREE スプーン&スプーンフォーク」
http://dmc.asablo.jp/blog/2011/10/04/
大変ご無沙汰しておりますm(__)m ― 2014年11月18日 17:22
4月より半年以上の間、更新しておりませんでしたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
(と申し上げてご覧になってらっしゃる方は皆無かと思われますが・・・)
昨年の7月以降更新回数が減り、ここ半年更新がなかったのはひとえに私の能力の限界でした。いつも読んでるよと励まして下さった方、声には出さずとも関心を寄せて下さっていた方には大変申し訳ありませんでした。
申し開きをさせて頂きますと、私は母の最期に付き合っておりました。一月前の今日、自宅にて見送るまでの一年あまり、とても大切な時間を過ごしました。またデザイナーとしても一人の人間の晩年に寄り添う機会を得たことはかけがえのない経験だったと思います。その間にたどり着いた知見や絞った知恵は、ごくプライベートなものではありますが、明示的にもまた暗示的にも、これからのデザインの中に染み出していくことと思っています。
そして明日はこのブログ開設から丸6年になります。お伝えしたいことをまた少しづつ書いて参りますので、あらためまして、よろしくお願い申し上げます。
(と申し上げてご覧になってらっしゃる方は皆無かと思われますが・・・)
昨年の7月以降更新回数が減り、ここ半年更新がなかったのはひとえに私の能力の限界でした。いつも読んでるよと励まして下さった方、声には出さずとも関心を寄せて下さっていた方には大変申し訳ありませんでした。
申し開きをさせて頂きますと、私は母の最期に付き合っておりました。一月前の今日、自宅にて見送るまでの一年あまり、とても大切な時間を過ごしました。またデザイナーとしても一人の人間の晩年に寄り添う機会を得たことはかけがえのない経験だったと思います。その間にたどり着いた知見や絞った知恵は、ごくプライベートなものではありますが、明示的にもまた暗示的にも、これからのデザインの中に染み出していくことと思っています。
そして明日はこのブログ開設から丸6年になります。お伝えしたいことをまた少しづつ書いて参りますので、あらためまして、よろしくお願い申し上げます。
家に帰ろう・流星ワゴン ― 2014年01月07日 15:43
年末年始の読書はこの2冊でした。
「流星ワゴン」は人生に失敗した父親がステップワゴンに乗った幽霊父子との交流を通じて人生に希望を見いだすまでのファンタジーで、評判通り面白かったです。
「家に帰ろう」は終末期を家で過ごした方々の実話集で、いずれも希望に満ちていて家族中が涙しました。
たまたまの組み合わせでしたが、ともに生死と家族の結びつきについて感じさせるものでした。
また(これは個人的な経験を通して感じていたことでもありましたが)死そのものが悲劇ではないということもまた少し理解出来たように思います。
ところで「家に帰ろう」で紹介されたように、社会的入院を止めて自宅(または終末医療施設)で最後を迎えることは確実にトレンドになるでしょうね。デザインすべき事は山積みです。
「流星ワゴン」は人生に失敗した父親がステップワゴンに乗った幽霊父子との交流を通じて人生に希望を見いだすまでのファンタジーで、評判通り面白かったです。
「家に帰ろう」は終末期を家で過ごした方々の実話集で、いずれも希望に満ちていて家族中が涙しました。
たまたまの組み合わせでしたが、ともに生死と家族の結びつきについて感じさせるものでした。
また(これは個人的な経験を通して感じていたことでもありましたが)死そのものが悲劇ではないということもまた少し理解出来たように思います。
ところで「家に帰ろう」で紹介されたように、社会的入院を止めて自宅(または終末医療施設)で最後を迎えることは確実にトレンドになるでしょうね。デザインすべき事は山積みです。
軽さは正義2 高橋工芸のマグ ― 2013年10月29日 15:31
以前、曲げわっぱのカップをご紹介しましたが、軽量木製のカップということで、もうひとつこちらをご紹介いたします。
高橋工芸「Kami マグカップ」、素材は栓(せん)で、49グラムと軽いです。
把っ手部分は貼りです。
曲げわっぱの杉の香りは暖かいものを飲むのに向いていませんでしたが、こちらは主張が弱く気になりません。母(89歳)はお茶を飲むのにもこちらを好んで使うようになりました。
伝統工芸+デザイナーの、奇を衒わない良いもの。好きです。
過去記事:軽さは正義 栗久のリングカップ
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