立体確認のサイクル2015年04月20日 11:10

一昨日、それまで作った形の細部がどうしても気になり、手を加えはじめたら結局作り直してしまいました。

CGの画面上で形は判別出来ても、それが実際の立体にした時に本当によいかどうかが感じとれないような、微妙なところに落ち込んでしまいまして、最終的には10点ほどをデータ化、昨日は朝から3Dプリンターが活躍しました。

夕方、恐らくこれだろうと思っていた形に目処が立ち、そこからさらに2点をデータ化してプリント、先ほどデータに書き出しました。

作ってる側の他者にはよくわからない拘り、といった部類のお話しになりそうなのですが、今私たちの手にしているプロダクトの精度が格段と上がっておりまして、なんとなくな形ではつまらない形になってしまうのですよね。

「ほんのり膨らんだ曲面で構成されたシンプルな立方体」等は、以前は三面図通り出来上がってくればそれでよしとされていたのですが、今は何十回立体化すればベストになるのか、ちょっと恐ろしく(実はとてつもなく楽しく)も感じます。

全てがバーチャルになるとまた違う状況が生まれる可能性もありますが、立体にして検証するサイクルをいかに素早く回すかがデザインの品質を担保する事は間違いないでしょう。

もっと力をつけたいですねぇ。様々な意味で。

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