ピュア シンプルのその先 ― 2024年07月24日 10:09
シンプルデザインを志向される皆さまこんにちは^^
体験価値、感性価値についてのお話を続けています。
「便利さ」以上の価値を求められる昨今、体験価値、感性価値が有用なのではないか、というお話です。
私は、この視点は「シンプルなデザイン」についても有効だと考えています。
以前、シンプルさにも攻めと守りがあって、それをつきつめていくと単なるシンプルを超えて「ピュア」とでも呼びたくなるものになる、と書きました。
このシンプルを突き詰める具体的な手がかりとして「体験価値・感性価値」はとても共感しやすい(したがって扱いやすい)視点です。
前回の鍋を引き続き例にとりますと、調理だけを突き詰めて行くのか、食卓で置かれることを含めて突き詰めて行くのかで、おなじシンプルな鍋でも大分変わってきます。*
どの価値にフォーカスしてプロダクトを研ぎ澄ますのか、ということですね。
「ピュアなデザインはシンプルを超えて浮かび上がらせる価値が明確である」ともいえそうです。
また、ある価値に対して意識的にフォーカスしますから、「意味のデザイン」にも通じやすいと予測します。(まだこのルートでの実体験がありませんので「予測」にしました。)
そう思うと「ピュア」には汎用性がありそうです。今後のデザインに期待しましょう。
※この例ではカスタマージャーニーマップを使っても同じような結果を得られると思います。念のため。
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