お土産用の中国茶2011年10月24日 10:34

仕事で中国に縁深い岳父から頂いたお土産の中国茶です。
私たち夫婦が中国茶が好きなことから、事あるごとに買ってきてくれます。

中国茉莉花茶 お土産
今回頂いたのは「茉莉香片」、ジャスミン茶ですね。

中国茉莉花茶 お土産
パッケージのデザインは完全に外国人、特に欧州を意識しているように見えます。
もともと香港の紅茶、プーアル茶の文化と親しいであろう英国風とは少々違う所が、現在なのでしょうね。

中国茉莉花茶 お土産
「10gを500mlのお湯で5分」という淹れ方は、完全に紅茶風。
中国風の淹れ方は大きくは二つありまして、昔ながらの庶民風なら大きめのカップにお湯を足しながら一日飲み続けるというもの。茶館で飲むなら5g程度を小さな蓋椀か茶壺に詰め、熱湯を注いで何煎も飲むというスタイルです。
紅茶の茶器しかないであろう人たちに、それなりの淹れ方を示しているのはローカライズのお手本ですね。

中国茉莉花茶 お土産
茶葉10g。

中国茉莉花茶 お土産
お湯500mlを注いで5分。

中国茉莉花茶 お土産
少し濁っているのが茶葉のうぶ毛ならそれはいいお茶です。

実は、最初は裏書きを読まずに中国風に淹れて飲んだのですがとても苦かった!
書かれている通りに淹れたものはとてもマイルドな飲みやすいお茶でした。
茶葉の選定で対応出来る事とはいえ、きちんと紅茶風の淹れ方にあっていることに少なからず驚いてしまいました。
これは偶然なのか、きちんと意図したものなのか。。
今またこのお茶を飲みながら、成田に並ぶ外国人向けのお土産品とは一線を画すものを、漢人の商才というものを感じてしまうのでした。

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