機器とサービス2008年12月12日 23:53

今日、私たちは人間ドックの日でした。一年に一度、健康に感謝する日でもあります。日ごろの不摂生を反省しつつ、健やかに過ごすことを誓いましょう。

ところで、医療の現場は装置とサービスが密接に連携している場所ですので、ついついそのような視点で眺めてしまいます。一つ一つの機器と配置された空間、機器操作、サービスする側とされる側の動線と交わり、時間効率、各々の経験の質、、。装置が医師たちと患者の関わりを深くするものであったらいいな、と思いながら見ています。

毎年行くたびに機器のオートメーション化が進んでいます。今年は視力検査の機械が自動化されていました。近い将来にほとんど無人の(したがって低コストで効率の良い)ドックも登場するかもしれません。これはこれで一つの姿でしょうね。

しかし、医師や看護師と患者のコミュニケーションの機会を奪うことには問題があるようにも思います。以前、いかに患者のサインを読み取るか、というのが医療(往診)の本質だと聞いた事があります。この考え方に共感している私は、機器は「気付き」をサポートするものに向かうものと考えています。

「気付き」はデザインの重要な要素です。特にUIデザインにおいては、その評価を大きく左右するものです。この視点から改めて現場を眺めると、「まだまだ足りていない」と感じた一日でした。
dmc.
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
「デザインの言葉」 by Fumiaki Kono is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 3.0 非移植 License.