デザイナーの仕事 マザーハウス山口絵理子さん ― 2010年08月26日 23:49
人気ドキュメンタリー「情熱大陸」をはじめ、沢山のマスコミで紹介されていますのでご存知の方も多いと思います。
「途上国から世界に通用するブランドを作る!」という志、そこに至るまでの思いと行動、マザーハウスの今、そして今後について、沢山の思いを語って下さいました。(起業の詳しいエピソードはご著書「裸でも生きる」「裸でも生きる2」をご覧下さい)
直接お話を伺って、ご著書を読んで感じた事と、テレビなどの報道で伝えられている視点が立体感を持って繋がりました。
そして感じた事は、山口さんはデザイナーである、という事実です。デザイナーが感じる事、デザイナーがする事、デザイナーが伝える事、その全てをなさっています。自力で、全力で、仲間たちとともに成し遂げるエネルギーに私は敬意を表します。
素晴らしいです!!
「デザイン」について広く捉えられるようになってどのくらい立つのでしょう。狭義と広義の間には差が激しく、狭義のデザイナーは歴史の中だけとなり、広義のデザイナーは実像を体現している人も暫くお見かけしませんでした。
山口さんは、広義のデザイナーを一人の実像として体現している数少ない方でしょう。
「デザインの仕事とは何ですか?」との問に「山口絵里子さんのなさっている事」と答えられるに違いありません。
話が飛びますが、私はデザイナーですと名乗るのがずっと恥ずかしいと思っていました。この仕事をさせて頂くようになって20数年がたち、その思いがやっと薄らいできたのですが、山口さんを前に「デザイナーです」と名乗るのが恥ずかしかったです。
欲張りなのですが、デザイナーと名乗るからにはデザイナーの仕事をしたいと思います。それにはまだまだ力量不足ですね、決意を新たにしながらも、ああ人生の時間が足らない、、デザイナーの端くれで死にたい(大げさ!)と思ったのでした。
山口さんを私に教えて下さってIさんにツーショット写真を撮って頂きました!
山口さん、Iさん、ありがとうございました!
ところで、会場となった横浜市開港記念会館は、横浜を代表する大正時代の建物です。
外との連続を感じるガラス窓のついた講堂は、古い建物特有のひんやりした空気が気持いいです。
無料で見学出来ますので、お近くにお越しの際はぜひ立ち寄って見て下さい。
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