「坊ちゃん」 ― 2010年09月28日 18:47
30年ぶりに夏目漱石の「坊ちゃん」を読みました。
森鴎外と芥川龍之介が特に好きで、一度は読んだはずが印象が薄かったのですが、時が経ってがらっと印象が変わりました。
面白いです。
いいと感じる小説に共通している事ですが、読む側の心によって幾重にも感じとる事が出来る深みがあります。痛快な活劇にも、一編の笑い話にも、痛烈な批判にも、その時々にあわせて迫ってくるのですね。
そして何と言っても落語のような語り口。
平易でテンポが良く、すたすたと物語が前に進む歯切れの良さの中に、愛情と憎悪が幾重にもたくしこまれていました。
もっと読みたくなって、そして落語も聴きたくなりました。
お薦めです!
森鴎外と芥川龍之介が特に好きで、一度は読んだはずが印象が薄かったのですが、時が経ってがらっと印象が変わりました。
面白いです。
いいと感じる小説に共通している事ですが、読む側の心によって幾重にも感じとる事が出来る深みがあります。痛快な活劇にも、一編の笑い話にも、痛烈な批判にも、その時々にあわせて迫ってくるのですね。
そして何と言っても落語のような語り口。
平易でテンポが良く、すたすたと物語が前に進む歯切れの良さの中に、愛情と憎悪が幾重にもたくしこまれていました。
もっと読みたくなって、そして落語も聴きたくなりました。
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