「フォントのふしぎ」 ― 2011年02月22日 14:20
素敵な本を見つけました!
小林章さんの「フォントのふしぎ」です。
読んでいると気持ちがよくて、フォントのデザインがしたくなって、そして街に出たくなる、、そんな本です。
早速外出。
世界中の街で見かけた看板とそのフォントにまつわるお話を通して、フォントの面白さ、奥深さが垣間見えます。
そして、旅行エッセーではないにも関わらず、優しい文体で語られる「フォントとの出会い」が、世界のどこかの小道を歩く楽しさとして伝わって来ます。
巨匠ヘルマン・ツァップさんとのコラボ。素晴らしい!!
(ツァップさんは私の大好きなOptimaをはじめ、数多くのフォントを作られた方です)
学校で教わった中で最も楽しかったものの一つがタイポグラフィーだったことを思い出しました。
プロダクトのデザインを志向していたのと、欧文書体は(当時は)日本人はやらない方がいいと思っていたのでその道には進みませんでしたが、今またあの岐路に立ったらちょっと悩んでしまうくらい魅力的です。
ところで「日本人はやらない方がいい」とは、今思えばナンセンスですね。でもそれだけ憧れがあったのかなぁ、、そんなことを思いました。
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