風よ吹け2011年02月24日 13:33

風力発電機 秋田
クリーンエネルギーと標榜される新世代のエネルギーは、脱化石燃料で温暖化ガスを出さない点が共通していますね。
実際に製造から廃棄までクリーンかというとなかなか課題がある様ですが、それでも生態系への影響が少ないことが前提なので、ぜひ名実ともクリーンになって欲しいと思います。

ところで、地球全体のエネルギー収支は、全てのエネルギーは太陽から注がれ、排出は全て宇宙へ熱として出されています。温暖化はこの排出量が少なくしなってしまうために起きている、というのが理屈です。
エネルギーは「流れ」なので、時間あたりの量の均衡がとれている事が大事、ということですね。
(話飛びますが、「再生可能エネルギー」という表現は、この意味からもそぐわないかもしれません)

さて、化石燃料は過去の太陽エネルギーの蓄積(=固定化された炭素)ですから、単位時間あたりという視点では遥かに供給過多でしょう。(原子力はもっとアンバランスなのでしょう)
月や宇宙空間で発電して電波で送電する等の構想は有る様ですが、そのエネルギー収支を解決する話はないようです。
ということは、宇宙空間へ熱エネルギーを放出する技術がなければ、どんなエネルギーを用いてもアンバランスになってしまうのではないか、、素人ながらそんな疑問が浮かびます。

ネットで概略調べて見ますと、成層圏にS02を散布する方法などが提唱されているようですが、倫理面や、産業的プライオリティによって実現が厳しいようです。

それでも「地球を冷やす方法」ちょっと面白いテーマだと思います。
dmc.
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